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駅弁大会

近ごろは週末になると、近所のスーパーのどこかで全国各地の駅弁を販売するイベントがあるような気がします。続きを読む

行動することの意義

 私個人的な事でいえば、学生時代にデモに行くような周辺の盛り上がりは皆無でした。セクト抗争などというのも表面的にはなくて、多くの学生は政治的な事を全く考えることなく学生生活を送っていた時代だったと思います。その後、反原発運動の盛り上がりが一時あったものの、今の10代、20代と同じように、国の政策に対して行動を示すデモというのは「非日常」の何か危ない行為のように感じるとともに、あんな事をやっても何も変わらないと思っていた人も多くいたでしょう。

 この日記でもしばしば話題にしている電気安全法での、PSEマークのない一部の電化製品が中古で販売・買取りもできない問題について動きがありました。当然、まだ完全な決着はついていないと思いますが、ネットから発信された抗議行動に、経済産業省はたじたじで、後手に回った一応の対応策を出してきているという感じです。抗議の声がネットで挙がり、多くの人が電話などで問い合わせをした時には絶対変えないとかたくなな態度だった経済産業省がどうしてああも及び腰になったかというと、世界的にも知名度があるミュージシャンの坂本龍一氏などがテレビカメラの前に立って堂々と抗議行動をしたということもあるかも知れませんが、多くの人がデモをすることにより、それ自体は限られた場所での抗議行動に過ぎないにしても、テレビや新聞を通じて日本中に知らされた事もあるのではないかと思います。

 また、今のフランスでの大規模な若者を中心としたデモにしても、ああした映像が世界に配信されることにより、ここ日本でもフランス政府が行なおうとしている法律の問題について考えることができます。元々フランスの人たちは自らの権利意識に敏感で、ごく普通に抗議の声を挙げているということは、もっと多くの人が関心を持ってもいいような気がします。

 為政者の側は反対運動を起こすと、「地域エゴだ」というような公に配慮すべきような発言をしますが、政府が国民の生活権を犯すような事をするならば、私たちはもっと声を挙げてもいいのではないでしょうか。そして、あらゆる行為はやり方を工夫することで、世論を変える力にもなり得ます。

ホットライン

今日はいつも定期的に連絡をくれる友人から電話が掛かってきまして、多少なりとも近況を語り合うことができました。ただ、その時には自宅にいなかったので、いったん自宅の留守番電話に吹き込んでおいてもらったのを聞き、コールバックしたという形になりました。

話の中で、そろそろ携帯電話を持ちたいという話になったので、私はここぞとばかりウィルコムのPHSを勧めておきました。ウィルコムを必要以上に持ち上げるわけではないのですが、私の今の環境の場合(今一番使用頻度が高いのが通話定額オプションを付けたウィルコムの電話機)相手もウィルコムなら日本国内どこにいようとも電波さえ捕まえられる所からならトランシーバー感覚で気軽にお話しができるのですから。

そういうメリットがありつつも、なかなかウィルコムを使っている友人っていないのですよね(;_;)。以前使っていた知り合いもやんごとなき理由で携帯電話に乗り換えてしまったし。個人的には何でも携帯電話一台で済ますよりも、必要に応じて携帯電話とPHSを使い分けるようにすればいいのになと思います。今後、ボーダフォンを買収したソフトバンクがどんな形のサービスを打ち出してくるかはわかりませんが、ヤフーのIP電話から定額くらいのことをしてくれないと、ウィルコムの定額通話には勝てないような気がします。

ともあれ、このまま新たなホットラインが完成すれば、かなりいろんな情報も得やすくなることは確かです(^^)。そうなると、もう少しこちらでも面白い話題をふれることにもなるかも知れません。

Hi-MD の新機種は凄い

先日書いたソニーのHi-MDウォークマンに、ついに新機種が出ました。こちらはある程度機能などは予想していたのでそんなにショックはありませんが、こちらの予想を超える内容にこれからの展開が非常に楽しみです。以下のリンクにプレスリリースがあります。

http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200603/06-0323/

今までMDに録りためてきた音楽を、パソコンにつなげばデジタルデータとして吸い上げることができるようになったというのが一番のニュースでしょうか。私の場合は生録はDATで録っていたのでそれほど恩恵はありませんが、レンタルCDをMDに録って、iPodに音楽を入れるためにまた改めて楽曲を買っていた人にとっては、これを買ってしまえば、とっとと今までの音楽資産をパソコンのハードディスクに移動し、あとは別のプレーヤーに移してもいいでしょう。もっとも、今の80分ディスクには圧縮データで我慢できればかなりの曲数が入りますし、今1GB程度の携帯プレーヤーを使っているならば、そのままHi-MDに移行してしまった方がはるかに幸せになれます(80分ディスクは約300MBのデータ記憶が可能です。わざわざSDカードを複数買う必要はどこにもないでしょう)。

売り出しは、これも予想通り4万円くらいとのこと。単なる音楽プレーヤーとしてだけではなく、USB2.0に対応した外付記憶ディスクとしても使えるので、今回の新機種発売が起爆剤となって、1GBのディスクがもっと安くなってくれれば、パソコンの記憶媒体の規格すら変わっていくのではないかと期待しています。

個人的に嬉しかったことは今回の機種は、先日購入した2世代前の機種と電池が共用だということです(^^)。即効で予備電池を確保したので、今後もし新たに購入したとしても、電源の心配はまずしなくていいのがほんとによかったと。世の中はiPodへという流れもありますが、今回の新機種は本当によさそうですよ。

かくして、日本社会は変わらない

 昨日からずっとテレビはWBCの事しかやっていないという感じですが、早くもそれに便乗している人たちがいて、何だかなあと思ってしまいます。それと、試合終了後のシャンパンファイトを見ていて思ったのですが、改めて日本の政界財界、プロ野球界というのはご都合主義も甚だしいということです。

 テレビではイチロー選手がかはりはじけていることに注目しているところが多かったですが、私が一番興味を持ったのは読売ジャイアンツの上原選手のはしゃぎっぷりでした。

 テレビを見た人はおわかりかと思いますが、あれは中学生というよりも小学生のガキの仕業です(^^;)。あんなに純真で、楽しい男であるのに、私が上原選手に持っていたイメージというのは、自分の契約交渉に代理人を立てようとして拒絶され、憮然とした対応でしぶとく交渉を続ける姿であったりしました。また、メジャー挑戦を頭ごなしに拒否され、憮然とした表情も記憶に残っています。

 つまり、元々あれだけ楽しく野球をやりたい人であるのを、さまざまなしがらみによってがんじがらめにするのが、今のプロ野球機構であり、ひいては、今の日本にはびこる社会のあり方ではないかと思うのです。

 今回活躍した川崎選手や西岡選手はともに20代前半の選手で、おやじたちに言わせれば「今どきの若い者」です。しかし彼らはしっかり自分の事を認めてくれて、そこそこ自由にやらせてあげることによって驚くべき力を発揮しました。今回の事例を社会のすべてに当てはめることは無理があるのかも知れませんが、若者に限らず、本来、自由であるはずの人間をがんじがらめに縛り付けることでいい結果が出るということはないと思います。それでいて、自分とは関係ないところで活躍し、結果を出したところで持ち上げるんですね。政府が表彰するなんていうのは、選手のためではなく、むしろ国の方がそれを利用して自分たちもえらく見せたい事に過ぎないと思うのですが。

 今回出場した選手たちは、これからいろんなところでちやほやされるでしょうが、ファンからの暖かい声援は受けても、今回の騒ぎに便乗して利用しようとする輩に対しては、それに飲み込まれないようにして欲しいものです。これから開幕するプロ野球は、同じ選手が出ているにしても、大きな力により選手個々が首根っこを押さえつけられているような状況でプレーしている事を忘れてはいけません。

マスコミの怠慢? について

 今日のWBCに関する話を書く前に、西武から念願の大リーグへ移籍した森投手が肩の脱臼で今季絶望とのニュースが入ってきました。本人はさぞ無念であることでしょうし、来年以降どうなるかということを考えてもかなり不安になる事だと思いますが、今後再起するためにもじっくりと回復をはかっていただきたいものです。

 それにしても、今日のキューバのゲームもかなりスリリングなものでした。エラーも出て、本塁上でアウトと取られても仕方のないようなジャッジを何回も際どくすり抜けたりして、まさに紙一重といった感じの勝ち方でした。逆の展開(キューバに初回先制されて常に追い掛けるような)だったら、日本チームは同じようにキューバを追い詰めることができるかどうか考えると、やはり地力はキューバの方が若干上で、今回はたまたま勝ったという気がします。しかし短期決戦で決まる大会ではこんな事もあるということで、見ている方としてはハラハラしながらも最高の結果になって良かったですね。

 今回、日本のチームにおいてもオールスターとはならず、日本人メジャーリーガーの中でもチーム事情か個人の意志かわかりませんが、出ない人もいました。そんな中で、非メジャーリーガーが活躍し、キューバにいたっては全て国内リーグの選手たちです。結局のところ、メジャーリーグの優勝決定戦というのを「ワールドシリーズ」と純粋な意味で呼べなくなったという結果が出て、多少なりともアメリカが変わってくれるかなというのが正直な気持です。敗戦を謙虚に受け取め、次回へ向けてしっかりしたプランをアメリカが出してくれば、それこそ日本はかなわないかもしれませんが、ますますこうした国際大会の価値が上がるというものです。

 そんな中で一つ苦言をば。今回の勝利でさまざまな人たちからお祝いの言葉が出てきていますが、ヤンキースの松井選手、ホワイトソックスの井口選手、カージナルスの田口選手、マリナーズの城島選手など現役のメジャーリーガーの肉声というものが全く聞こえてこないのはどうしてでしょう。私は今大会を辞退した選手たちがこの優勝をどう思っているのか知りたいですし、そうした事に突撃取材をしなくてマスコミは一体何をやっているのかと。

先のある真剣勝負が見たい

 まさにタナボタで転がり込んできた準決勝戦で、ようやく韓国に勝ったWBCの日本チーム。テレビでは普通の人にインタビューをしたものを垂れ流していて、何か勝てば何でもいいのかと思ってしまったりして。個人的にはナショナリズムには関係なく、いつも見ている選手が活躍しているのは見ていて面白いのですが、今回の世界大会には問題が多すぎです。新聞報道によると、2次リーグの日本対韓国戦はテレビ中継がスポーツチャンネルのスペイン語放送しかされず、三大ネットワークはバスケットボールの大学生の試合をその時間に流していたとか。ホスト国でそれだけ冷遇されているという状況、そして今回決勝へ進出したキューバチームは、ぎりぎりまで大会に参加できるかわからなかった事など、まさに傍若無人なアメリカに対し不満をぶつけてきた国が残っているというのは実に興味深いところです。

 今回日本選手団に参加していないニューヨーク・ヤンキースの松井選手やシカゴ・ホワイトソックスの井口選手は、いろいろあったものの野球の世界一はこの大会ではなく、あくまでメジャーリーグのワールドシリーズで決まると判断しました。イチロー選手は自分のチームがワールドシリーズを狙えないと思っていたふしはあるものの、この大会はワールドシリーズに匹敵する権威を持たせたいと判断しての参加でした。この大会が終わると日米でプロ野球が開幕するわけですが、実のところ日本でメジャーリーグが盛り上がるのか、ちょっとわからないなと思えるようになりました。

 はっきり言って、日本のプロ野球にとってはかなりの追い風ではないかと思います。早いところアジア連盟をまとめて、日本・韓国・台湾・オーストラリアのクラブチーム対抗戦あたりをすぐ行なえるように手配すべきです。将来的にそこで勝ったチームとメジャーリーグのワールドシリーズ制覇したチームがエキシビジョンでも何でも雌雄を決することができれば更に面白いような気がしますが、そうした「先の希望」を作ることで、真剣勝負が増え、それが多くの人を引きつけることになるということは今回の大会が証明しています。明後日の勝負は時の運でどう転ぶかわかりませんが、全力を出していい試合になってくれるといいですね。

Hi-MD

 3月は決算期ということもあり、更にこの日記でも紹介しているように、中規模の小売店が撤退セールをしているので、ついつい新しいものを買い込んでしまいます(^^;)。先日パソコンを買ったばかりだというのに、今回は録音機を買ってしまいました。

 元々ポータブルな録音機というのはいろいろ使っていまして、カセットデンスケ並の性能を持つウォークマンプロフェッショナルや、DATウォークマンや、切手サイズのテープを使ったNTデジタル録音機なども10万単位のお金を出して使ってきました。

 その後、パソコンを使うようになって高価なオーディオ機器は買えなくなりましたが、生録は細々と続けていまして、録音ができるMD(まだMDLPなどもない時期でした(;_;))はとりあえず今も動きますが、そのほとんどがデジタルにすぐ取り込めないということで不満がありました。DATは光ケーブル経由でデジタル化できますが、テープメディアというのは私のような素人にはどうにも扱いづらく、フラッシュメモリーへの録音機あたりも検討したもののかなり高いし、何より長時間録音するためには大容量のメモリカードが必要になるというのもネックでした。

 今回購入したのは、ソニーの出しているMDの上位機種、Hi-MDで、これはCD形式でおよそ700円で売っている1GBディスクに90分録音できます。当初はだめだったパソコンへの取り込みも、iPodの攻勢にソニーが危機感をいだいたのか、かんたんに生録したファイルをパソコンに取り込んでCDに焼けるようになりました。更に、現在ポピュラーな80分のMDをフォーマットし直すことで約300MBのデータディスクになり、CD形式でも30分弱の録音が可能になるということで前々から興味がある機種ではあったのですが。

 今回は従来のMDスタイルでも録音可能な旧モデルが15,000円くらいで出ていたので後先考えずに購入し(^^;)、あとディスクや予備電池を揃えるとだいたい2万くらいでいつでもどこでも録音環境ができました。今も高級録音機は結構な値段がしますが、簡単にパソコンのファイル化でき、しかも保存はCDやハードディスクにできるHi-MDは実にバランスの取れた機械ではないでしょうか。音楽プレーヤーとしても100円そこそこのディスクに相当数の音楽ファイルを溜め込めるので、日常持ち歩けるというのも嬉しい事です。

 ソニーはこの春にも新機種を導入するようです。今までのウィークポイントをどう改善してくるか興味がありますが、今回たまたま安い(恐らく新機種は4万以上になるでしょうから)ものがあったので購入してしまいました。それでも、もっとこの規格については注目されてもいいと思いますね。トップの交代があったことですし、もっとソニーはエレクトロニクスに面白い製品を出してもらいたいところですが。

新しいパソコンの設定は難しい

今日になってようやく、インターネットを使って注文を出していたノートパソコンがやってきました。ネット上の評判はそれほどかんばしくはなかったDELLの6万円台のパソコンでしたが、今まで使っていたノートと比べれば液晶は明るいだけでなく広いし、起動も早いし、しかもこれ単体でDVDも焼けます。

つくづく安くなったものだと思いますが、これから大変なのが各種設定とさまざまなソフトのインストール作業です。まずはこうして日記を書くために、キーボードの配列を親指シフトに変更するつもりが、なかなかうまくいかないでそれだけで一時間ぐらいかかってしまいました。こんな調子では今週いっぱいぐらいで完全な移行ができるかどうか。

ともあれ、新しいハードウェアというのは楽しいものです。まだ慣れるまでに時間は必要かも知れませんけど。

見付かりました

 本日ちょっと時間が空いたので、郊外型の古本屋さんへ行ったところ、古本屋さんの主のような人がいました(^^;)。かごの中にはたくさんの本が入っていて、とある棚(100円本)の前に陣取って動こうとしません。そして携帯電話をおもむろに取り出してプチプチ打ちながら、どうやら本の実勢価格を調査している模様。これでは本もまともに見られないのでとりあえずそこは飛ばして、ひとまわり見てきたところ、何とその人はほとんど同じ場所から動いていませんでした(^^;)。

 ちなみに私はその隙(?)に、竹中労さんの名著、朝日文庫「増補・美空ひばり」を100円本の中からゲットすることができました。ただ、この本はちくま文庫から完全版が出てしまったので、そうそう高い本ではないのですが、ファンとしてはぜひストックがあれば確保しておきたいもの。先日は久しぶりに別のお店の100円本コーナーで同じ竹中労さんの「たまの本」を見付けました。さすがに竹中労さんに関する、いわゆる高額本には出会ったことはないですが、こういう作業は時間の空いたときにじっくりと探すのがいいようですね。