記事一覧

ワイド!スクランブル

 今回紹介した番組だけではなく、今のテレビも新聞も「高速道路 実質値上げ」という見出しで今年の6月からの高速道路料金について報道しています。こういう簡単な決め付けというのは大がかりな印象操作のようでかなり気持ちの悪いものがあります。続きを読む

井上ひさし氏の訃報に触れて

 井上ひさしさんの訃報が朝から入ってきました。寝床の脇においておいた携帯電話のスクロールするニュース速報で初めて知ったのですが、時々刻々と流れるニュースの一つに過ぎないとはいえ、しみじみと感じ入るものがあります。

 テレビ人形劇の脚本や、バラエティ番組の構成をされていたとはいえ、私がはじめて氏の名前を認識したのは「ブンとフン」あたりからでしょうか。小さい頃は漫画ばかりだったのが、星新一さんとともに活字による物語の世界へと導いてくれた方の一人でありました。小説や戯曲も好きでしたが、独特の語り口によるエッセイの面白さというのは、文章によるエンターテインメントだといっても過言ではありませんでした。最初に読んだエッセイは、後年批判の対象にもなった家庭内暴力の事まで面白おかしく書いてしまった「家庭口論」「続・家庭口論」です。続きを読む

ICレコーダーの取り扱いに注意

 メディアに対して情報発信する方法としてさまざまな種類があるわけですが、ハイビジョンレベルの動画が撮影できるデジタルカメラにもびっくりしますが、一昔前のDAT並にデジタル高音質の録音ができるようになってきているICレコーダーの進化にはびっくりするばかりです。記者会見でこれでもかといった風に突き出されるさまざまな製品を見ていると、単にインタビューの録音だけでなく、ちょっとした音楽録音にも使えてしまうだけのクオリティを持った製品が安いものでは一万円前後で売られています。これは、一昔前の生録マニア(外へ出掛けていって波の音やSLの音、野鳥のさえずりなどさまざまな音を録音して楽しんでいた人達がいたのです(^^;))が再来したわけではないでしょう。常に録音機を携帯し、仕事上やプライベートなどでいざという時のためにいつでも録音できるようスタンバイしたいと思っている人が多いというのかも知れません。続きを読む

クローズアップ現代「買わない消費者 急増中!?」

 ここで言う「買わない消費者」というのは20代から30代にかけての世代ということで、ライフスタイルの変化というものを取材していました。24才の会社員の女性は通勤に着ていくのも古着で、旅行にも行かないとのこと。では、何にお金を使っているかというと、音楽CDに月数万円をかけ、楽器の教室にも年間数十万のお金をかけているとのこと。朝出て夕方には現地を出発し、必要なものはすべてレンタルで手配してくれるスキーツアーはかなりの人が参加していましたが、一貫している事はめんどくさいことはやらないということで、だから消費しないとは違う気がするのですが。続きを読む

受験ユーモアの思い出

 春は卒業の季節でもあります。ラジオからは卒業に関する歌が流れ、自分の時の事を思い出すわけですが、今回は学生生活以外の卒業の思い出について書いてみようと思います。皆さんは雑誌「蛍雪時代」に連載されていた「受験ユーモア」というコーナーをご存知でしょうか。ふと思い付いてネットで検索を掛けてみたのですが、ほとんどその内容でヒットしなかったのには驚きました。

 蛍雪時代とは今も発売されている旺文社の大学受験のための情報を満載した月刊誌ですが、その前身である「受験旬報」という雑誌がありました。創刊は昭和7年といいますから70年以上前から続いているわけですね。「受験ユーモア」というのは創刊翌年の昭和8年から始まった受験生による投稿によって成り立っていた笑話のページです。ただ、このコーナーは少子化や大学数の増加による受験生自体の減少による投稿数の激減もあったとかで、2000年前後あたりにひっそりとその姿を消したそうです。今のようにパソコンや携帯でさまざまな情報を入手できる時代には、受験専門誌のユーモア欄など無用だったということなのでしょうが、私にとっては今だに忘れられない思い出が残っています。ご存じない方にとってはどうでもいいような話かも知れませんが、少々お付き合い下さい。続きを読む

携帯電話でWi-Fi通信

 つくづく思うのは、今の携帯電話会社というのは「釣った魚に餌をやらない」経営方針だなということです。家族の携帯電話は会社もバラバラですが、そのうちドコモ契約分について契約開始から10年経過したということでダイレクトメールが来ていました。私がメインで使っているソフトバンクと違って、携帯電話自体の購入にはそれほど割引はないものの本体電池を無料で提供するなどの優遇措置はあるようです。そんな中、昨日複数契約していたソフトバンクの回線のうち、1つをauに引っ越しました。改めて会社ごとのいいところや悪いところがわかったような気がします。それにしても、ちょっと携帯電話の情報に疎い間に、かなり安く便利に使えるようになっていることにびっくりしました。そんなわけで、新しく購入した携帯機種とそのサービス・料金について紹介かたがた書いていこうと思います。続きを読む

バンクーバーオリンピックについて

 これは昨年からですが、テレビや新聞などいわゆるマスコミの垂れ流す情報がとんでもないものばかりで、これならば地デジ突入とともにテレビ生活とおさらばした方がいいのではないかとすら思うことがしばしばです。本日、バンクーバーオリンピックが終わりましたが、フジテレビのスーパーニュースのトップ項目は、日本チームの獲得したメダルの数が少なかった(それでも前回のトリノオリンピックからは増えています)ということで、もっと政府がオリンピックでメダルを取るための(競技人口を増やしたり、全体的な底上げのためではないことに注意)お金を出すべきだと現在の政府批判でした。生活に困窮した人たちや、医療・福祉の助けを必要としている人たちが我慢してでも一時のオリンピックのためにお金を使うのがいいことかどうか、今の経済状態がどうなっているかわかっているのにこんなことを報道するようではもう評価すらもする気がしません。その他、このオリンピックについて考えたことを書いていこうと思います。続きを読む

すぐにインフラ整備を

 昨年、ようやく四国八十八箇所の遍路旅をやり終えたのですが、それ以前からも四国には何度も行っていて、愛着の沸く土地です。香川県高松と岡山県宇野を結ぶ宇高フェリーが3月で廃止されるとのニュースに一抹の寂しさを感じずにはいられません。元々連絡線が事故を起こして大勢の犠牲者を出し、いつでも渡れる橋を四国と本州の間にという機運が高まって3本の橋ができたのですが、今になって橋のできた影響がフェリー会社を直撃したということになります。しかし、あまりに急な状況の変化により、すぐにはどうにもならない問題が出てきてしまったのです。続きを読む

Happy Hacking Keyboard Professional JP

 前回書いた持ち運びできるキーボードですが、あれから躊躇なく注文して本日届きました。製品名は表題の通りですが、メーカーのページは以下にありますので、興味のある方はどうぞごらんください。

http://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/hhkbprojp/

 サイズ的にはA4の紙をちょうど縦半分に折った大きさと同じですので、持ち運んでもそれほど苦ではありません。モバイルのキーボードは折りたたみのものも持っていて、それはそれで便利に使えています。荷物を小さくまとめたい場合には折りたたみ式のキーボードの方が有利な場合もありますが、折りたたみであるがゆえの問題もあります。続きを読む

パソコンのコストカットとキーボードとの関係

 ここのところ、円高還元の恩恵を受けようかと思い、いつもは見ることのないパソコンの直販サイトを見ています。最近は小型のネットブックでなくても、5万円弱くらいまで値が下がっているものもあり、とにかく安くそこそこ使えるパソコン(私の場合のターゲットは主にノートパソコンですが)が欲しいという場合はいい時期なのではないかと思います。

 ただ、昨今のノートパソコンのラインナップを見ると、いわゆるアイソレーションキーボードというペコペコのキーボードを搭載しているものが増えています。コストカットのためということは理解できるものの、両手で早めに打ち、しかもキーの同時打鍵を多用する私の場合、ペコペコのキーボードとわかっただけで敬遠してしまいます。私が本格的にノートパソコンをメインに使うようになったのは、IBMのThinkPad535を使ってからなのですが、キーボードに力を入れている機種は限られ、しかも値段が高いのが問題です。今使っているエプソンダイレクトのネットブックはそこそこのキータッチはあるものの、今この文章を打っている外付けのキーボードと比べるとキーピッチの大きさが小さく、完全に満足とまでは行きません。IBMはパーソナルコンピューター部門を中国の企業Lenovoに売却し、ThinkPadも同社が出していますが、そのThinkPadでさえ、一部の機種においてアイソレーションキーボードを搭載するようになり、ノートパソコンでキータッチにこだわるならばThinkPadという風でもなくなったのかもと思ったりします。続きを読む