世の中に印象操作という言葉があります。本日午後9時NHKのニュースの一番初めに放送した映像は、レジャーランドにおけるジェットコースターが急降下するものの次にバンジージャンプで飛び降りるというものでした。これは何かと思ったら民主党鳩山内閣支持率が、NHK独自の数字で20パーセントそこそこになったことのイメージ映像だったのでした。
こうした電話による世論調査の信憑性については、いきなり電話がかかってきて何の謝礼もないのに律儀に回答を寄せる方々のサンプルを集めているということから、批判的にマスコミの報道を見ている人ではなく、人の話や連日繰り返される報道の論調に影響を受けやすい実に率直な方々の動向をよく示していると言えます。加えて言えば、そうした人たちはほぼ例外なく選挙の日にはきっちりと投票所に足を運ぶため、7月の参議院選挙における動向についてもこうした世論調査の数字は信ずるに足る部分もあります。裏を返すと、マスコミの報道如何によって簡単に報道されるような世論は形成されるということでもあるわけです。続きを読む