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9月11日を前にして

 イラクはアルカイダと関係がなかったという報告を、何とアメリカの上院がしたそうですね。言うまでもないと思いますが、元々アルカイダをイラクが支援していると難癖を付けて攻撃に踏み切ったわけで、フセイン大統領の独裁があったとしても根拠なく攻撃するというのは許されないことでしょう。しかし、そういった状況を受けて米軍が撤退するとかイラクに対する補償をするとか、そういう事は全く聞かれません。更に言うならば、日本政府だってアメリカのために出したお金の返還を請求したっていいほどの事だと思うのですよ。でもそれができないのは、アメリカが世界を動かしているという認識の下、かなり強気で外交を行なっているということと、日本を含む周辺国がそれに異を唱えることなく、アメリカの横暴を許してしまっているからに他なりません。続きを読む