購入までの長い道のり

 

到着した牛柄箱

 

 モバイラーとしてのノートパソコンとは、果たして何がいいのか。すべてを一台でまかなうと言うことになると、やはりB5とかA5のミニノートという結論になりそうです。最近は特に低電圧でも作動するCPUが出てきましたから、標準バッテリーで長時間の駆動が可能で、下手をすると10時間なんて言うのも出ていますから、ウィンドウズCEなど存在意義がないかのようです。

 実際私が今まで使っていたノートはB5ノートの雄、シンクパッド535でした。その流れをくめば同じくIBMのB5ノートといきたいところでしたが、周辺機器もそろえるということになるといかんせん値段が高すぎます。後は今使っているジョルナダと完全に用途がかぶってしまいます。そろそろシンクパッド535の処理能力に限界を感じてきたのでノートの買い換えを画策したのですが、目標をA4ノートに絞ることにしました。CD−ROM一体型ならいざというときにシステムの導入もスムーズにできるし、ほとんどデスクトップと同じように使うことができるからです。

 ただ問題は予算が決定的にないことです。現状で機能だけを中心に選ぶならばIBMのシンクパッドiシリーズ1800というA4ノートが一番なのですが、2001年7月現在の店頭価格はモバイルセレロン搭載機でも20万弱とかなり厳しい。後で述べますが、ノートパソコンはシステムの部分と液晶モニタの部分が一緒になっているため、どちらか一方が壊れただけでも全面修理が必要です。IBMには有料のサポートプランがありますがこれに加入することを考えると、さらなる出費が必要になりとても今の財政状態では手が届きません。ちなみにそのサービスは、無料保証が切れる一年後から有効なサービスで、最大購入後3年の保証が受けられます。ノートパソコン共通で故障の場合・盗難などその他の場合の保証が3年間で4万2千円となります。合計すると消費税を入れて25万という(;_;)。20万弱といわず15万前後でなんとかならないかとずいぶん虫のいい話ですが、こちらも初心者ではないので我慢するところは我慢することにして、この予算で探してみることにしました。ただ、その中にもいくつかの条件というのは存在します。


1.キーボードの形状(スペースバーが長すぎるのは不可)

2.デスクトップとそう変わらない作業領域

3.OSが将来ウィンドウズXPにアップグレード可能であること。

4.アフターサービスが充実していること。(故障だけでなく過失の場合の破損にも長期対応が理想)


 あんまり書きすぎると条件がきつそうなので(^^;)、これくらいの条件で探してみました。格安のノートパソコンを発売するメーカーは考えられるだけでもソーテック高木産業デルコンピュータエプソンダイレクトゲートウェイあたりでしょうか。いわゆる直販メーカーばかりになってしまったのは、中古というものはアフターの面から購入対象から外したためです。まず1番のキーボードの形状ですが、これは私の日本語入力が「変換」キーと「無変換」キーを使って疑似親指シフトを使っているのでここで候補から落ちたのがデルコンピュータと高木産業、そしてついでにソーテックも(^^;)。デルコンピュータは結構評価も高いので候補に残しておきたかったのですが、その場合は外付けのキーボードを持ち歩くようなことになってしまうので仕方がありません。2番目の理由で13.1インチしかないエプソンダイレクトの「EDi Cube Note」も落選。コンポドライブ付きで15万を切るという戦略的な価格設定ですが、メモリやハードディスクは将来変更できても、液晶の大きさは変えられないので。ただ、エプソンダイレクトにはカスタマイズ可能で14.1インチの液晶画面を持つもう一つのノートパソコンがあります。こちらの方はキーボードの形状は完璧で値段もそこそこです。近所のパソコンショップに展示してあるので、キータッチなどは確認済みです。またゲートウェイは職場の近くにショールームがあって、値下げしたA4ノートも実際に触ることができました。こちらの方はエプソンダイレクトの奴と比べるとちょっと苦しくてぎりぎりという感じですが、キータッチが軽いのでタイプできなくもない。何しろ戦略的な価格なので候補に残すことにしました。3番目のアップグレードですが、これはどちらのマシンでもメモリを128MB積んだ形で購入するとアップグレードクーポンを付けてくれるとのこと。現状でのXP動作環境についての報道を参考にしつつ、クロック周波数が500から650MHzで、できたらメモリは256MBという話がありますが、CPUについては問題なし、そしていざというときにはメモリを増やすことは可能ですから、最終的にエプソンダイレクトとゲートウェイの二台で購入比較をすることにしたのです。

 で、お互いにインターネットで見積もりを取ったのですが、スペックはほとんど同じ状態でした。そのスペックとは


・液晶14.1インチ TFT

・ウィンドウズMe(XPへのアップグレードクーポン付き)

・CD−ROM

・CPU Celeron700MHz

・56k内蔵モデム

・メモリ128MB

・HDD 10GB


 というもの。エプソンダイレクトのEndeavorNT−1200の方は3年の修理および破損の補償を付けて164,010円で、ゲートウェイのSOLO5300の方にも3年間のパーツ保証およびパソコン保険を付けて156,530円となりました(2001年7月8日現在)。値段からいうとゲートウェイがここまで安くなるとは意外でしたが、ゲートウェイについている保険というのはよくある家電店の保証ではなく、本当の保険であるというのが結構重要です。どう違うかというと、エプソンダイレクトの追加保証もそうなのですが、外来事故について補償するものの、3年という契約のうちにだんだんと価値が下がっていき、3年満了とともに保証する価値が消えるというふうになっているのです。つまり一年半で保証金額が半額になり、二年経つと3分の一になる。修理金額が価値を超えた分は自己負担となるため、時間が経てば立つほど不利になるというのがこの種の保証なのです。ゲートウェイの方は、1万円以上の損害があった場合に保険を利用でき、落下損害の場合のみ3万円は自己負担となっています。全損の場合は同等品が支給ということになり、3年間の間なら最悪3万の出費(不注意で落とした場合ね(^^;))だけで済みますので、3年間の利用がほぼ保証されるということになります(ただし地震の被害はだめ)。特にノートの場合はいろんな危険があり、故障率が高くなりますからこうした情報というのは重要です。細かい違いはまだたくさんあるのですが、ゲートウェイの方は損害保険会社が扱ったれっきとした保険であるため、修理費用を保険会社が出すということになるのでパソコンメーカーの負担も軽減できるということなのでしょうね。ちなみに、通常のメーカー保証が利く修理についてはどちらもパソコン本体を直送することによって修理可能です。そういうことを総合的に考えて、私は最終的にゲートウェイのパソコンを発注することになったのでした。

 しかし、この値段はあくまで流動的なもので、同じ状況がずっと続くというわけではありません。これを書いている7月16日現在。ゲートウェイのホームページに行くと、私と同じ状態での購入は不可能になっています。ハードディスクを20ギガにするのが基本になっており、その時には13万5千円というのが最小構成と言うことになります。こういう状態だったら、私はゲートウェイは買わずにエプソンダイレクトに落ちたかもしれません。逆に言うとそれだけ購入のタイミングが難しいということでありましょうか。(2001.7.16)


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