それはSDカードから始まった

 

 シグマリオンのシリーズはNTTdocomoが販売促進のために安い価格設定になっていまして、今キーボード付きのウィンドウズCEマシンは比較対象がありませんので何とも言えませんが、おそらく製造元が直接販売するような形になっていたとしたら定価は倍くらいになっていたのではないでしょうか。そのせいか、本体とACアダプタ、関連ソフトの他にはすべて別売となっています。ウィンドウズパソコンとの連携ソフトは付いているものの、パソコン側で住所録やスケジュールを同期させるのに必要な「Outlook」は付いていませんし、パソコンと繋ぐケーブルやUSBを使って周辺機器が使えるケーブルなども別売です。メモリカードもコンパクトフラッシュスロットとともにSDカードスロットもありますし、通信しながら使うことを考えると、やはりSDカードは大きめの容量を用意したいもの。そういったものを揃えていくとかなりいい値段になってしまいます。

 そんなおり、2004年となり、新聞の折り込みチラシを何気なく見ていたら、近所のホームセンターのチラシが目に留まりました。新春価格ということなのでしょうが、SDカードの安売りがあったのです。メーカー名など全く書いていないのが気がかりでしたが、128MBで何と2000円という文字にこれはとりあえず買うしかないということで年明け早々から買い物へと出掛けたのでありました。

 ただ、やはりこの値段というのは多くの人の心をつかんだようで、当日ちょっと出遅れたせいか、お目当てのSDカードは売り切れてしまっていたのでした。ここで入手できなかったら、まだ今こうしてシグマリオン3を使っていないでしょう。太っ腹というのか、そのホームセンターは注文して同じ値段で購入が可能だと言ってくれました。同じ目的で来た人は何枚も予約する人もいましたけど、私の場合はデジカメにもSDカードは使っていませんし、使うとしたらPDAの補助記憶にしか使わないのはわかっていましたから、一枚だけ予約をしました。今これを書いている時点で、SDカード128MBの価格は7000円弱ということでおよそ5000円安くなったことで他の周辺機器も揃えやすくなりました。とりあえずまだ本体もないのにSDカード用のコンパクトフラッシュアダプタを4000円弱で購入しました。ちなみにハギワラの東芝製のものでしたが、256MB以上のものを使う時、松下製の方が転送スピードが早いとのこと。そのかわり遅い東芝は消費電力が少ないという話もあります。私の経験上ただひとつ言えることは、SDカードでバックアップをすると、同じものをコンパクトフラッシュにバックアップするよりもかなり時間がかかるという問題があります。ちなみに私はデータバックアップは64Mのコンパクトフラッシュに(純粋にバックアップだけなら本体メモリと同じもので充分です)、本体に入れないアプリケーションやデータなどはSDカードに入れています。

 

次へ→

前へ←


 

Sigmarion3 へ

モバイル第一主義へ戻る

ホームへ

ご意見、ご感想をお寄せください

mail@y-terada.com