iDshotを普通のビデオカメラと比べると、テープの記録時間の長さは仕方ないとしても、近くへ寄れない場合のズームに不満が出てくる場合があるかも知れません。通常では38mmから114mmの3倍ズームでしかありませんので、もう少し倍率が欲しいところです。たまたま自宅に転がっていたオリンパスのテレコンC−210がアダプタなしでiDshotにぴったりはまったので、どんな感じかテストしてみることにしました。このテレコンは1.9倍あるので、うまくいけば217mm相当まで拡大できるはずなのですが……。
このテレコンは、デジカメ用のものではなく、オリンパスのレンズ一体型一眼レフL30シリーズ用に出されたものです(定価は10,000円ですが、私はハードオフで3000円で購入)。本当はオリンパスのデジカメC2100UZで使えるかなと思ったのですが、ごらんの通り、カメラのレンズに装着する側がこんな形状をしていますので、C2100UZでは最高の望遠にしても四隅に黒くケラレが生じてしまいます。デジカメですから中央の部分を切りぬくことで対処はできるのですが、それだと折角の200万画素を生かすことができず、なかなか使うことがありませんでした。しかし、iDshotを見ると、レンズの大きさがC2100UZと比べて小さく、このジョイント部のレンズと同じくらいなのでした。というわけで、早速装着して撮り比べてみました。以下にのせた三枚は、元ファイルの大きさはどれも同じで、中央部分を同じ大きさに切りぬいてあります。
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これは広角いっぱいの38mm相当の写真です。まん中の消火栓をねらっています。 |
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3倍ズームの114mm相当の画角です。一応消火栓であることはわかる程度くらいというところでしょうか。 |
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テレコンを使用しても明るさは失わず、広告の文字もはっきり読み取れます。四隅のケラレもありませんし、望遠の端で使えばほとんど問題なく撮映できるでしょう。思わぬ拾い物といった感じです。 |
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