プロ野球日本シリーズの第6戦はまれにみる熱戦で、延長15回引き分けに終わりました。私はいつも衛星放送で見ていたのですが、本日は衛星放送での中継がなく、仕方無しにフジテレビの中継で見ていたのですが、あまりにも程度の低い解説陣にストレスがたまりっぱなしだったのです。
日本のプロ野球の、特にパ・リーグの試合をろくに見ていないというのはすぐにわかりましたが、バッテリー関係しかコメントしない野茂英雄氏はそもそも解説向きではないものの、個人的にはまだ許せました。許せないのは古田敦也氏の全く解説ではない中日の応援でした。
地上波で中継し、フジテレビしか放送をしていない中、中日の選手が打った時だけ歓喜の声を挙げるというのは、著しく公平性を欠くのではないですか? 中日OBの解説者であっても、あそこまであからさまな応援を放送にはのせないと私は思います。ロッテファンだけでなく、多くの方が違和感を感じたと思いますが、こんな放送をしていればスポンサーも離れるでしょうと思わざるを得ませんでしたね。
それでも、衛星放送の場合、こうした事にストレスを感じる人のために、副音声が解説なしの場内音声のみという配慮がなされています。これも私が衛星放送でシリーズを見たかった理由なのですが、本日の放送はそういった配慮もされませんでした。
少なくとも、私は今後古田氏がテレビに出てくるたびに本日のえこ贔屓解説を思い出すでしょう。解説者としての心得を、今から野村克也氏に改めて教えを受けた方がいいのではないでしょうか。