日々の出来事を報道するマスコミとネットで発信される情報を見比べて、その違いに困惑される人々がいるようで、本日の朝日新聞朝刊ではインターネットで小沢一郎氏に支持が集まったように報道されるのはなぜかという切り口で3名の専門家に意見を聞いたものを記事にしていました。一通り読ませていただきましたが、インターネットでの投票は誰でも何回でも投票できるからあまり意味はないとか、インターネットの世論を形成するのは20代から30代の若い世代なので、正確に世の中の意見を反映していないだとか、インターネットは何でもありだから数や勢いがすごいからといって信用できないだとか、一部私の解釈では正確でないかも知れませんが、だいたいこのような一般的な認識で新聞がインターネット世論をばっさり斬っているような印象が強い記事だったように思います。これは、専門家の方々個人の問題というよりも、どういう内容で書いてくれ(あるいは喋ってくれ)と依頼した新聞社の意図の結果ではないかと思います。私はむしろ、今回の小沢一郎氏を代表に推すネット世論の高まりには別の側面があると思っています。それは、いわばはなから従来メディアを無批判に信頼しない層の増大を予感させるものです。続きを読む
ictkofu 2010年09月23日(木)15時25分 編集・削除
とても素晴らしい論考だと拝読しました。
メディアの内側にいる人々の中にも問題を認識しておられる方が多いと思いますが、生活のために、高収入を維持する為に目をつぶっておられる方も多いのだろうと思っています。
2011年6月末で既存テレビはほとんど破滅状態になるかも知れませんが、もう誰にもそれを止められないのでしょう。そしてその責任を取る人も誰もいない。
責任を取らずに済む仕事って一度やってみたいなぁ(^o^)