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スーパーモーニング

 イソップ寓話に「アリとキリギリス」という話があります。冬に備えてせっせと働きながら食料を貯蔵することで食べ物のない冬に備えたアリと、夏の間に食料の調達を怠ったために冬にひどい目にあったキリギリスの対比が人間社会を風刺しているといえばご納得していただけるのではないでしょうか。しかし、本日の当番組の中でテレビ朝日の玉川記者が強烈に貯蓄税(番組内で例示されていたのは、年間の平均貯蓄額が1千万以上について2%)を薦めているのを見て、複雑な心境になった次第です。貯蓄税の話をしていたのは、クレディスイス証券の白川氏でした。白川氏にとっては、自社の利益のためにはできるだけ使われないお金が世間に出回った方がいいわけです。ある意味では利害関係者の口から出た意見を肯定することにもなるわけで、イソップ寓話のアリのように、爪に灯をともすようにして老後の資金として貯めた事実を真っ向から否定しているようで、その番組の進め方に違和感を感じてしまったのでした。続きを読む

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