赤塚不二夫氏のテレビ特集は、恐らく先日デジタルハイビジョン放送でやった特集の焼き直しだろうと思われますが、昨日の日記に書いた通り、ハイビジョンのアナログ放送が停止された今となっては、いくら地上波の番組で告知があったとしても、デジタル放送のハードがないため、番組自体を見ることができないのですね。ブログの分類でもBS9とあるものは現在BSデジタルのみで見られるものとなっていますので、残念ながらもう見られないかなと思っていたところ、地上波での放送があるということで楽しみにしていました。
結論から言うと、大学教授による分析や、最後にオリジナルアニメを制作した松尾スズキ氏を含め、赤塚氏のギャグを解説しても何にも面白くないということだけははっきりわかりました(^^;)。私はマンガというものを教養としてではなく、娯楽としてめいっぱい楽しんできたということもあり、赤塚氏が生み出した新しいギャグマンガの形は何が斬新かとか、氏の作り出したキャラクターであるニャロメの発するメッセージとか、そんな堅苦しい物言いを発信することで赤塚氏の面白さが番組を通して伝わっていくのか疑問を持ちながら見ていたら、そのままフェイドアウトするように番組も終了してしまいました。赤塚氏ご本人は、ご自身のマンガに関してどのように思っていたのでしょうか。続きを読む