このごろテレビが実に面白くないような気がしています。どうしてなのかと考えたら、各放送局は自分のチャンネルが独占放映権を得たスポーツ中継にご熱心で、中継終了後のニュースまで時間を掛けて報道するのですが、反対にライバル局の放送した世界選手権についてはどうしてもニュースの内容に差があるという、はっきり言って小さい度量のエゴイズムの塊なのではないかと思えてしまう状況にあるのかも知れません。先日、ボクシングの世界タイトルマッチがあり、過去何度もわずかの差で世界チャンピオンへの道を絶たれていた坂田健史選手が念願のタイトルを奪取した試合のテレビ生中継がなかったため、せめて夜のスポーツニュースで見られたらと思っていたのですが、たまたま見ていたテレビ朝日の報道ステーションではシンクロナイズドスイミングにとんでもない時間を掛けていまして、ボクシングの事には全く触れずじまいでした。自局が放送しているワクだけでは飽き足らず、何度も同じ映像を看板ニュース番組でもたれ流すというのは、まさに自己満足そのものだと私には思えるのですが。続きを読む
耳成法市 2007年03月24日(土)21時22分 編集・削除
先月中旬から今月初めまで札幌で行われた、世界ノルディック選手権大会は、テレ朝が独占放送契約を結んでいたにも拘らず、地上波はジャンプだけの放送、他はBSのみでした。札幌のローカル局が放送したくても、東京のキー局が、「視聴率を取れない」と判断したら、放送出来ない、との事。地元の人間にとっては、せっかくの企画を半分握り潰されたようなもの。札幌在住の外国人方は、「何故、札幌にいるのに、テレビで観れないの?」と、呆れていました。私も御手伝いしましたが、大倉山ラージヒルのジャンプは、まずまずの観客の入りでした。