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JR東海の見解について

 昨日書きました問い合わせの件ですが、本日夕方にはすぐに返事が来ました。問い合わせをするためには正確な住所と氏名および連絡先の入力が必要なので、冷やかしで問い合わせをするような事を防ぐということなのでしょうが、直接電話がきたのはびっくりしました。担当の営業区から見解をお聞きしましたが、やはりというか現状の規則では無人駅からの運賃を逃れることはできないとのこと。昨日の私の書いたものを読んで同じようにゴネようとしてもダメという見解が公式に出たということなので、くれぐれも真似をしてごねるような事のないように願います。続き

 問い合わせのメールでは、車掌さんがいなくなったあと、男が電話でJRをなめた物言いをしていたことまでは書きませんでしたが、電話でその事をお伝えし、くれぐれも同様の物言いで支払いを免れようとした輩が出た場合には、公平性を保つ対応をとお願いして電話を切りました。恐らく現場で対応した車掌2名は私の問い合わせのせいで「指導」を受けることになるのでしょうが、個人的にはそれもやむを得ないと考えます。昨日は書きませんでしたが、今回問題となった男は、車内での会話を聞いた限りでは、土曜日に行なわれたサッカーJリーグ・ヴァンフォーレ甲府対名古屋グランパスの試合を見に来たグランパス側のサポーターである確率がかなり高いと思われます。恐らくこういう情報は口コミだけでもサポーター同士で回覧され、特にJリーグの試合が甲府市の小瀬スポーツ公園で行なわれる場合、試合終了後時間のない状態で電車に掛け込むような事もこれから普通にあるでしょう。その中で、「事前にきっぷを買わなくても無人駅から乗れば安く帰れる」というような情報として一人歩きする可能性もあると思います。ちなみに、18きっぷのシーズン以外にもJR東海が独自に発売する「休日乗り放題きっぷ」というのがあり、甲府から熱海・国府津・豊橋までの区間について、土日祝日の一日に限り大人2,600円で普通列車一日乗り放題というきっぷが一年を通じて発売されています。片道だけにこのきっぷを使ったとしても、甲府~豊橋間の普通運賃より千円以上安くなるのですね。事前にこのきっぷを入手して来る人はいいにしても、何もない状態で安く乗ろうとする人たちが出てくる可能性は大いにありますし、同様にこれ以上乗務員が舐められるとしたら、いずれJR東海内部でも大きな問題になったかも知れませんしね。

 ちなみに、今回乗車した際の車掌さん2名は、その対応以外についてはしっかりと出発の確認も行なっていましたし、問題にした一名の乗客への対応を除いては、むしろキビキビとした行動に好感が持てました。しかし、やはりコンプライアンス対応(社会秩序を乱す行動や社会から非難される行動をしないこと)がいかに重要であるかということを改めて考えることとなりました。これは何もJRの特定の車掌さんだけの問題ではありません。せめて自らに恥じることなく、日々の生活をしていきたいものです。

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耳成法市 2007年03月18日(日)20時50分 編集・削除

2・3年前の日曜昼の『噂の東京マガジン』で、「不正乗車をする人には、左利きの人が多い。」の解説が有りました。何も不正乗車を推奨している訳ではありません。
自動改札機も、特急車両の席の音楽リスニング装置も、全て右利きの人向けの作りと成っています。「同じ料金を払っているのに、何故、左利きの人ばかり不利益を押し付けられるのか。」が言い分です。

とある大学で、管理工学を教えている教授が、「交通システムに於ける、機械設計は、概ね、多数決の論理に拠って、形作られる。この傾向は、システムが高度化すればする程、より顕著となる。その結果、少数派の側には、不利益を無限の連鎖として、恒常的に押し付けられ続けることに為る。この少数派は、日常的に不満がストレスと成って蓄積し、それを解消するために、不正行為や職員へ不満をぶつける行動に出る。」と分析されていました。

車掌さんや、駅職員に当り散らしている人を見掛けた時は、「左利き」の人と、頭の隅に置いて、考えることも必要では無いでしょうか。