私のページで紹介しているように、私自身も実に長いスパンで四国八十八ヶ所のお寺を回っています。ただ、まとまった時間はとても取れないので、車で出掛けてまとめて回ることを繰り返しています。しかし、そうして回ってからすでに2年少々経ってしまいました。日常の生活に追われていると、目の前の事に追われるあまり、忘れてしまうことも多くあります。ですから、こうしてテレビでお遍路を扱ったものを見ると、また行こうという意志が出てくるんですね。続きを読む
日々の生活を気ままにつづった日記帳
私のページで紹介しているように、私自身も実に長いスパンで四国八十八ヶ所のお寺を回っています。ただ、まとまった時間はとても取れないので、車で出掛けてまとめて回ることを繰り返しています。しかし、そうして回ってからすでに2年少々経ってしまいました。日常の生活に追われていると、目の前の事に追われるあまり、忘れてしまうことも多くあります。ですから、こうしてテレビでお遍路を扱ったものを見ると、また行こうという意志が出てくるんですね。続きを読む
世の中の偉人と言われている人の中には、少なからず隣人や友人として付きあうとなるとかなり躊躇するような極端な性格の人物がおりますね。四国の話からはずれますが、啄木や中也などもかなり周りの人に迷惑を掛けたとのこと。しかし時代が流れていくことによって、その人物の問題点は語り継がれなくなり、その偉大な業績のみが残ります。空海にしてもさまざまな話が後世に語り継がれていますが、彼の人間性というのはそうして残された逸話とは違うところにあったのではないかとも思います。果たして空海は、どのような人物だったのでしょうか。
空海47歳のとき、海部(あまべ)の娘、19歳の厳子(いずこ・後の真名井御前)と恋仲に落ちますが、淳和天皇の側室として奪われます。その後、空海の姪、如円が逃がします。これが朝廷との対立を招き、空海は入滅の道を選びます。
真言密教の重要経典である理趣経は、男女の愛欲を説いたもの故、最澄に貸さなかったそうです。
耳成法市 2006年12月03日(日)23時05分 編集・削除
2年前に映画『ルート88』を観ました。家は代々禅宗ですが、私も何時の日か四国を廻ろうと思ってます。唯、菊の御紋章の付いた「輪袈裟」は好きじゃないので、巴紋のを選ぼうと思ってます。
空海にしろ、山頭火にしろ、業績には賛否分かれるところ。夢枕漠・編著「空海曼荼羅」という本では、必ずしも英雄扱いはしていないし、鎮護国家の為に密教を導入したことによって、後世の民に歪をもたらした側面も、描かれています。東北の民を「毛人」と、差別的な記述を残している処は、北国人として、受け入れられない部分も有ります(性霊集)。
講談社の山頭火漫画『風に吹かれて』(いわしげ考・画)では、弟を自殺に追いやり、妻を尽く裏切り続けた側面をも描いています。酒にのめり込むと人が変わり、暴れだし、無銭飲食の破戒僧として旅を続ける姿も、哀れを極めます。但し、立場の弱い人に対しては、とても優しく、お金の無い人に対しては、お布施で集めた金を丸ごと投じる、など、憎めない処も有ります。尤も、夫として底なしにだらしないからこそ、人の心を打つ句が書けるのでしょうか。