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不安定な政権下では

 昨日の鳩山首相の一件とは逆に、小沢一郎氏の検察審査会は「起訴相当」との判断を出しました。件の市民団体の方々は喜んでおられるでしょうが、昨日の鳩山首相のときといい、すごいタイミングで審査をするのですね。さまざまな反応の中で、民主党の名前が出ない議員の方が、普天間問題での迷走などが続いている状況の中での検察審査会が「起訴相当」との結論を出したことについて、「鳩山政権にとって最悪のタイミングでの議決で、致命傷だ」と危機感をあらわにしているとのこと。当然、これからゴールデンウィーク明けにかけて、鳩山・小沢両氏へのバッシングはますます強くなり、さらに普天間の問題がうまくいかなければ内閣総辞職だなどとプレッシャーをかけられ、参議院選挙を前に民主党は空中分解してしまうのではないかと思えるほどの流れになっています。続き

 もし本当に今の政府がバラバラになってしまったとしたら、これからの社会はどうなってしまうのでしょうか。新党として立っている人たちがそれを引き取って多くの人が納得するような舵取りが本当にできるのでしょうか。誰が首相になったとしても、今のマスコミなら何らかのあらを探してきて難癖をつけるでしょうし、今の状況からすぐに好転するとはあまり思えないのですが。

 政治の本流でないところで騒いでいる人たちは、どのような将来の展望を持っているのでしょうか。何をやるにも政権が安定しないでどちらの方向に行くかわからない中、私たちができることはできるだけ動かず、お金も使わずじっとしていることだけです。ゴールデンウィークは出掛ける予定にしていますが、これでは旅先でも財布の紐をしっかり締めなければしょうがなさそうですね。

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