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日本の審判団にも期待したい

 サッカーの前日本代表監督のオシム氏が、PK戦はサッカーでないと言ったそうですが、これはその通りでしょう。前のエントリーで書いた通り、日本代表は深刻なファウルトラブルも誤審も受けることなく完全燃焼できたことは正直よかったと思います。一通り試合を振り返ってみると、あれが入っていればということは両チームにいくつかあったと思いますが、結果は結果として謙虚に受け入れなければならないでしょう。パラグアイと日本の差ということでいえば、個人のキープ力に差があったためか、イエローカードをもらう枚数が増えたということがありました。ベルギーの主審と日本チームの相性はどうなのかといった話が試合前に聞こえてきましたが、これは単純に両チームの余裕の差がそのままカードの数に表われたような気がします。運が良ければベスト8へ行けたかも知れませんが、今大会でもイタリアがベストの調子で出てきたらとてもかなわなかったと思いますし、ベスト8の壁という具体的な目標ができたということは、これからの日本サッカーの強化につながっていくことと思います。続き

 チームや個人の選手の強化についてはいろいろなところで語られるでしょうから、今回はその他の部分について書いてみようと思います。今回の日本チームは深刻な審判とのトラブルに遭わなかったというのはラッキーでしたが、FIFAの基準と言うものをしっかりと叩き込んでいたということもあるのかも知れません。これは、選手やチームというよりも、試合を主催する日本のJリーグがどれだけ力を入れて審判を育成し、選手に有無を言わさず毅然としたジャッジをするかにかかっています。プロリーグの中で常にワールドカップを意識した試合運びができる環境が整っていれば、周辺でいくらレッドカードが出たとしてもあわてずに試合に集中できます。選手層が厚くて、誰かが次戦出場停止になったとしてもそれ以上に活躍する人が出てくる国なら別ですが、選手層が薄い日本のようなチームで主力が出られないということになれば、それは負けに直結します。ファンとしては毅然としたジャッジを行なう審判団にはきちんとした評価を与え、不可解な判定がJリーグで起こったとしたらしっかりとした批判をしていくことが必要ではないかと思われます。

 今大会は日本チームが負けてしまいましたが、その結果、もしかしたら日本韓国の審判団にこれからの試合に割り振られる可能性があります。そうなったらぜひ、毅然とした判断で誰にも文句を言わせないようなジャッジを期待したいですね。そうした評価が積み重なる事で、日本のJリーグのレベルも上がっていくことになるでしょう。そういう意味ではまだまだ日本のワールドカップは終わっていませんので、今度は別の興味で見ていきたいと思っています。

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