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ウィーン・フィル ニューイヤー・コンサート2010

 東北や日本海側を中心に大荒れの年越しだったようですが、こちら静岡は多少の風はあるものの穏かに明けました。本年もよろしくお願いします。

 さて、今年もウィーン・フィル ニューイヤー・コンサートがやってきました。指揮者のジョルジュ・プレートル氏は2008年以来の出演となりましたが、何と85才であの元気さとすっと立った姿勢にびっくりしました。ついついこちらも姿勢を正しながら二時間超のコンサートを楽しみましたが、曲目にお菓子のボンボンやお酒のシャンパンが入った曲があり、本当に曲の中でシャンパンの栓を空けてしまうなど趣向も十分に楽しむことができました。アンコールの「美しき青きドナウ」は緩やかなドナウ河の流れのようにじっくりとためるように演奏されたのが印象に残りました。続き

 さて、今回ニューイヤー・コンサートを楽しむにあたり、テレビの音を消し、同時放送されているFM放送の音で聴いていました。ちなみに、テレビは推奨されている地デジではなくアナログです。以前からここで何回も指摘させていただいたように、デジタル放送が送ってくる放送は実際よりも少々遅れて配信されてきます。つまり、地デジとFM放送で同じことをやろうとしても、あまりにタイムラグがあるため、画面と音声が合わなくなってしまいます。厳密に言うと、アナログ同士であっても少々ラジオ放送の方が早いのでじっくり画面を見ているとちょっとのズレが気になるのですが、まあまあ許容できる範囲でした。今回のテレビ放送では第一部と第二部の間のインターバルでは解説などが全く入らなかったので、ラジオの方の丁寧な解説は有難かったです。ちなみに、ラジオではそうした解説の合間に、前回のジョルジュ・プレートル氏の指揮した演奏の中から「天国と地獄」を録音で紹介していました。

 テレビのデジタル化は予定通りに行くと2011年になりますからこんな事ができるのもあと一回だけということになるのですが、それ以前の問題としてテレビで表示される時刻表示が秒単位で使い物にならなくなってしまうのには大いに不満があります。実は今年の年越しは、地デジのある友人宅でテレビを見ながらしていたのですが、地デジは時報表示がないので、いつの間にか年が明けていて、おめでとうの挨拶もいつしていいのかうやむやになってしまいました。テレビのデジタル化を予定通り推進したいなら、地デジに切り替えることによるディメリット(遅延問題は時報だけの問題ではなく緊急地震速報も遅れて届くことになる)もしっかりと告知した上でその対策を合わせて広報する必要があるのではないでしょうか。

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