今年はいわゆるNetbookと言われる「ミニノート」元年でありました。昨年末からEeePCの発売を待ちつつワクワクしながら過ごしていたわけですが、ここへ来てようやく国内メーカーからも製品が発売され、一通り揃ってきたという感じがあります。EeePCはあえてデータを入れないインターネット閲覧のみに限定することで、データ流出の心配なく使い続けることができます。
ただ、キーボード入力については、本体があまりにも小さいためスムーズな入力ができず、タイプミスを連発するような状態になっていました。Netbookとひとまとめにはなっていますが、メーカーの違いのほか、サイズも微妙に違うので、その用途を考えた上で購入することをおすすめします。
今回、実は2台目のNetbookを発注してしまいました(^^;)。エプソンが直販で出した(販売はエプソンダイレクト)Endeavor Na01 miniというものです。
国内のメーカーからはNECと東芝から出ていましたが、エプソンは現状では最後発での発売ということで、さまざまなニーズについてよく考えられていると思います。EeePCと較べると二回りくらい大きいものですが、画面は7インチから10.2インチワイド液晶と大幅に広くなり、キーボードも大きく入力しやすくなったというのがこの文章を打っていての印象です。記憶媒体はハードディスクで160GBと、現在使っているデスクトップよりも多いということで、私はこれでほとんどすべての作業を行なおうと思っています。詳しいことはまた改めて紹介する予定ですが、昨年の今ごろに同じような大きさのノートパソコンを買おうと思ったら20万弱かかったのではないかと思いますし、いい時代になったものです。ただし、こうしたノートパソコンの低価格化の波は、企業の体力がどこまで続いていくのかということもあいまって、この次のモデルがあるのかという気もします。もちろん、今買うよりももう少し待てばもっといいものが出てくる事になるでしょうが、エプソンの直販で買ったのは、そのアフターサービスもポイントが高かったりします。私は三年間の故障・落下などのさまざまなトラブルに対応するエプソンダイレクト独自の補償に入って、5万円ちょっとで購入しました。
とりあえずこれで、もう少し頻繁にブログも更新できると思います。最後になりますが、今日になって、以前竹中労さんの主催する月例セミナー「風の会」運営委員で、当時お世話になったウニタ書舗元店主・遠藤忠夫さんの訃報が入ってきました。セミナーでは実に明快に世相に対して発言なさっていて、強い印象が残っています。セミナー散会後にはお会いする機会がなかったのは本当に残念でした。下のリンクは遠藤さんの写真のある訃報記事です。ご冥福をお祈りします。
http://www.shikoku-np.co.jp/national/okuyami/article.aspx?id=20081125000447
耳成芳一 2008年11月27日(木)21時03分 編集・削除
東京に居た頃、ウニタ書舗には月に1~2回通いました。店を閉めた理由は「一般客より、警察・公安関係者の利用が多くなった」とのことでした。3階の事務所だけ残し、1階は立ち食いうどん屋、2階は未成年者が利用できない反権力出版物店に変わり、神田の社会科学系古書店も流れを変えていきました。
今のマスゴミの飼い慣らされた体たらくを見るとき、遠藤さんが閉店の時まで果たしてきた、役割は大きかったな、と悔やまれます。