防水ケースを使おう

 

 パソコンもそうですけど、電気で動くものやカメラはほとんど水を嫌うものです。日常生活で利用する腕時計なんかには防水機能が付いているものもありますけど過信は禁物。硫黄分の高い温泉に浸けて壊してしまった暗い過去がありますからね(^^;)。

 世の中には様々な防水製品がありますけど、過信して使うよりは、防水ケースで対応した方がいいのではないかと思うことがしばしばです。普段の使い方と水回りでの使い方を、ケースからの出し入れという形で変えていくことで、敢えて防水機能を歌った製品に飛びつかなくても済みます。というわけで、ここでは私が気に入って購入した防水ケースについて紹介していきます。

オリンパス PT−005

PT-005外観

 まずは、一番水に弱いという定評の高いカメラを保護する水中ケースです。オリンパスは元々、ダイビングを趣味とする人のために現行機種のデジカメにはすべてこのようなプロテクタをオプションで用意しています。そうした歴史があって、今回紹介するPT−005というもともとキャメディアC2020Z用のものを中古で購入しました。メーカーのホームページでは私の使っているキャメディアC2040Zは対象機種外でしたが、何の問題もなく使えています。おそらく新しいケースが出たため、古いものには敢えて更新しなかったのだと思われます。
 現在市場に出ているものとの違いは、てこの原理を使ったシャッターボタンの改良が挙げられると思います。このシャッターはかなり力を入れなければ切れないので、そこが不満点なのですが、中古で5000円で購入できたのですからよしとしましょうか(^^)。

カメラ装着前

 蓋を開けたらこのように装着します。右上のつまみのところが閉じても回転し、スイッチが入るようにしっかりと装着することが必要です。
 もともと、水中での撮影のため開発されたものですが、私の場合ダイビングの趣味もありませんし(^^;)、防水のためのケースということで割り切っています。蓋のところにはゴムのリングがついていて、実際水中撮影を行う時はグリスをつけてひび割れがないか確認し、乾燥剤を入れ水没試験を行ってから使用するのですが、とてもそこまでのメンテナンスはできないのが悲しいですね。
 でも、これだけでも雨の中とか、お風呂の中とか(^^;)(温泉巡りが趣味なので、浴槽の様子などをちゃんと記録しておきたいのです。決して人目当てじゃありませんよ(^^;))、蓋の部分を浸けないように気をつけて川の中を撮影するとか、いろいろ用途は考えられます。また、ホコリや砂もシャットアウトしてくれるので、アウトドアユースにはこのまま持ち出すのもいいかも知れません。最近はそれ自体が防水になっているカメラもありますが、後の手入れとか考えると、普通のデジカメに防水ケースという形の方がスマートかも知れません。

装着完了

 単にデジカメをケースに入れて使いたいというだけなら、携帯電話などと同じようなアクアパックに入れて使うという方法もあります。ただその場合、カメラ本体の操作というのはなかなか大変です。ここら辺は実によく考えられていて、写真の上下を見比べていただけばわかる通り、すべてのボタンをケースを通して押すことができます。使い勝手上変化があるのは、上でも書きましたシャッターボタンが押しづらいこと(現行品では対策済み)と、ファインダーを使った撮影ができないことくらいです。ケースに入れることで大きく重くなりますが、その分外からのショックにも強くなるので、気軽にアウトドアに連れ出せるような気がします。個人的にはもう一台持っているオリンパスキャメディアC−1用の防水ケースも欲しいのですが、処分品や中古あたりであると嬉しいのですけどね(^^)。
(追記)C−2用の防水ケースを購入しました。細かいところの変更はありますが、防水性能については大差ありません。詳しくはこちらへ。

 無印良品 スピーカー付PPケース

ケース全景

 いきなりの無印良品ですが(^^;)、製造元はパイオニアです。パイオニアは以前から組み立て式のスピーカーとか面白い製品を出していたのですが、その一環としてこうした防水ケース入りのスピーカーを出してきたのでしょう。以下の写真を見ていただければわかりますが、様々なポータブルオーディオを水回りで利用するためのグッズです。最初はお風呂で聞けるラジオを買おうかなと思っていたんですが、たくさんラジオが増えてもしょうがないし(^^;)、ラジオだけでなく別の音も鳴らせるということでこちらにした次第。無印良品は明朗会計なので値引きがないのが残念ですが、値段は3千円です。

ケース内部

 内部はこのように単純明快です。主にヘッドホンで聴くオーディオを繋ぐことを前提にしているようで、プラグをヘッドホン端子に繋いで音を出す仕組みです。アンプなど内蔵していないので屋外で聞く時には音量に満足できないこともあるかも知れません。また、音自体もそれほどよくありませんね(^^;)。ケースの作り自体はゴムのリングが入っているので、水中で使うことはできないものの、相当に強い雨の中でない限り利用は可能でしょう。しかし、オーディオ自体の操作はそのままではできません。それが汎用品であるケースの泣き所でしょうかね。あと、合計4カ所でケースを止めているのですが、留め具部分もプラスチックのみでできているため、あんまり乱暴に何回も開け閉めしていると、ちょうつがいになっている部分が切れてしまう恐れがあります。その場合は、大型輪ゴムで補強するなどすれば継続利用は可能でしょうけど。

接続例

 利用例として、イヤホン専用のカシオ 見えるラジオと繋いでみました。音自体はまあ使えるといった印象です。まあ私の場合、ほとんどがお風呂での利用なので多少音が小さくてもエコーの効果がかかって十分実用になります。あと付属品として、S字型のフックが付属します。どこかつり下げるところがある場合は利用価値がありそうですね。ただ、ラジオを聞くだけなら家電量販店で千円以下の価格で防適型のタイプのラジオが売っています。それとこのケースの値段3千円とを比べてどちらを選ぶかというのが割とシビアな選択かも知れません。でも、これ自体が防水加工をされたケースだと考えると、他のオーディオアクセサリを詰めてアウトドアに持ち出せば、結構利用価値はあるのではないでしょうか。みなさんのお近くに無印良品のお店がある方は、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

 


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