高橋さんは昭和２５年８月生まれ。若手でもなければ長老でもありません(^^;)。会社勤めだったら全く働き盛りというところでしょうが、果たしてこのアルバムは参加メンバーの四人の息が合い、とても心地よい仕上がりになっています。ロック系統の音楽に馴れてしまっていたり、アケタの店では最近よくある沖縄の音楽を聞いている人からみると、何て地味な音楽なんだろうと思う人もいるかもしれません。でも、地味ということに騙されてはいけませんよ。変な例えで申し訳ないけど、プロレスの技でも、派手なものより確実に後頭部をマットに打ちつける小川直也の柔道を応用した技が炸裂してプロレスラーの橋本を破ったのですから(^^;)。
さて、内容ですが主にスタンダードで構成されていますが、高橋さんや元岡さんのオリジナルも聴かせてくれます。こういう良質の音楽を皆さんも聞きましょう。でも、このアルバムを町のＣＤ屋さんで見つけるのはほとんど無理なのが悲しいところなのですが。
なお、フィーチャーリングされた渡辺文男さんのお兄さんはあの渡辺貞夫さん。でも、私はお兄さんより弟さんの文男さんの方が好きですね。繰り返しますが、見かけの地味に騙されちゃいけませんよ(^^;)。(2000.4.27)
１．メイク・サムワン・ハッピー（Ｂ．コムデン／Ａ．グリーン／Ｊ．スタイン）
２．ルーズ・ソックス・ブルース（高橋知己）
３．バード・ソング（Ｔ．ジョーンズ）
４．リメンブランス（高橋知己）
５．ガーシュウィニック・ダンス（元岡一英）
６．ライク・オールド・タイム（Ｔ．ジョーンズ）
７．アイ・ミーン・ユー（Ｔ．モンク）
８．ザ・モア・アイ・シー・ユー（Ｍ．ゴードン／Ｈ．ウォーレン）
高橋知己(ts)
元岡一英(p)
小杉 敏(b)
渡辺文男(ds)
1997.2/3〜5
アケタの店（ノンライブ＆ライブ）