ジャケットの写真は右が明田川さん、左がバール・フィリップス氏。そのジャケットにしてタイトルが『三階節』なんですから、普通にジャズを聴いている人は混乱してしまうかも知れませんね。しかし、アメリカのジャズというものも元々はアフリカの人たちが自分たちの音楽を、そこにあった楽器でやったのがはじめなんですから、ジャズで使う楽器を使って日本の民謡をやれば、それがすなわち日本のジャズになるという単純な話なのです。確かに、明田川さんがダメというひとは、こう言うところがだめなんでしょうが、こういう土着した音楽だからこそ、オリジナリティを持つのもまた確かなのです。ちなみに『三階節』は新潟県の民謡で、明田川さんの両親の故郷。また、昔からアケタさんは日本全国ライブツアーをこなしており、特に北海道や東北の温泉が好きとのこと。音楽だけでなく、行動も十分土着しているのはファンならば十分承知でしょうか。 1.三階節〜長者の山(新潟〜秋田民謡) 明田川荘之(ピアノ、オカリナ、シンセサイザー) (1) 1995年1月14日 西荻 アケタの店ライブ
2.バール・ブルース・フィリップス(明田川)
3.イフ・アイ・ウァー・ア・ベル(フランク・レッサー)
松風鉱一(アルト・サックス、フルート)
加藤崇之(ギター、エフェクター、(1)のみ)
津村和彦(ギター、(1)のみ)
山元恭介(エレキ・ベース、(1)のみ)
伊東啓太(ベース、(2)(3)のみ)
(2)(3) 1995年3月4日 横浜関内 エアジン ライブ
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