「オーヴェルニュの歌」とは、南フランスのオーヴェルニュ地方で生まれた民謡のことです。古くから歌われていたものを作曲家のカントループ(1879−1957)が採集・分類して作品化。このCDはそれを新たにオカリナ演奏に編曲し直したものです。明田川氏の父・孝さんはオカリナの製法特許をもち、それが現在息子さんである明田川荘之さんや様々な弟子の人たちによってその製法や演奏は受け継がれてきました。CDでオカリナを吹いている中塚氏は、制作も行っている孝氏の弟子であるそうです。ジャズではない、アケタズディスクでも異色の一枚ですが、アレンジとピアノを担当している佐山氏は非常に器用な方です。ジャズの他に歌謡曲の伴奏をやっているのは知ってしましたが、このような美しい編曲までやってしまうとは。普段の演奏とは違って、決して主張することのないピアノの音色も、このアルバムの聴き所の一つではないかと思います。 1.バイレロ 中塚純二(オカリーナ) 1991年12月6日
2.鳥の中でも一番は
3.オーアー
4.リムージのほとり
5.夢みる美しい人よおききなさい
6.墓場で take1
7.紡ぎ女
8.私のいい人
9.私たちの羊はどこに?
10.捨てられた女
11.カッコー
12.せむし
13.おまえが愛してくれたら
14.うぐいすは歌う
15.羊飼いの乙女
16.うずら
17.子守歌
18.墓場で take2
佐山雅弘(ピアノ・アレンジ)
埼玉県松伏町・田園ホール・エローラにて収録
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