「エアジン・ラプソデー」
明田川荘之&アケタ西荻センチメンタル・フィルハーモニー・オーケストラ(AD-24)

「エアジン・ラプソデー」

 1987年というから、これを書いている1999年から12年も経ってしまったということになります。時代はレコードからCDへと変わっていく途中で、ついにアケタズ・ディスクもCDを出すことになったのがこれだったわけです。現在もアケタさんのオーケストラで必ず演奏される表題曲「エアジン・ラプソデー」は、何回聴いたことか。交通事故で突然亡くなった国安良夫(ts)さんの追悼セッションのライブ録音ということで、余計心に残るものがあるのかも知れません。また、この中に「餃子ブルース」というのがありますが、確かこの時期は、店のチラシに荻窪の某ラーメン屋さんのことばかり書いてありました。この曲が全般に漂っている悲しいだけのムードを救っているような気もします。

曲目

1.西都(国安良夫)
2.アケタズ・グロテスク(明田川荘之)
3.餃子ブルース(明田川荘之)
4.エアジン・ラプソデー(明田川荘之)
5.今こそ別れ(ダウランド)

参加メンバー

明田川荘之(ピアノ・オカリーナ・編曲)
吉田哲治(トランペット)
板谷博(トロンボーン)
池田篤(アルト&ソプラノ・サックス)
榎本秀一(テナー&ソプラノ・サックス)
吉野弘志(ベース)
楠本卓司(ドラムス)

録音日時・場所

1987年12月30日
東京西荻窪 アケタの店
国安良夫 追悼ライブの実況録音


アケタズディスク全リストへ

『アケタの店』の世界へ

日本ジャズを聴こう(^^)へ

文章の奏でる音楽へ

ホームへ

ご意見、ご感想をお寄せください

mail@y-terada.com