記事一覧

「転向」マスコミおよび芸能人へ

 先日の試合終了直後から、ネットやマスコミでさまざまに語られてきたプロボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチ、内藤大助VS亀田大毅戦について、今日放送のあったTBSの番組「サンデー・ジャポン」「アッコにおまかせ」でどのように紹介されるのか興味を持ってウォッチしていました。続きを読む

不愉快極まりないテレビコマーシャル

 テレビを見ていて、心底むかついてきたのは本当に久しぶりです。といっても、特定の番組のことではなく、とあるコマーシャルを見てのことです。日本郵政グループという民営化後の会社のコマーシャルなのですが、まだ見られていない方は「日本郵政グループ」というキーワードで検索すれば見ることができます。ここのホームページにどんな情報が書いてあるかということを含め、私は本当に憤慨しています。続きを読む

報道ステーション

 このごろテレビが実に面白くないような気がしています。どうしてなのかと考えたら、各放送局は自分のチャンネルが独占放映権を得たスポーツ中継にご熱心で、中継終了後のニュースまで時間を掛けて報道するのですが、反対にライバル局の放送した世界選手権についてはどうしてもニュースの内容に差があるという、はっきり言って小さい度量のエゴイズムの塊なのではないかと思えてしまう状況にあるのかも知れません。先日、ボクシングの世界タイトルマッチがあり、過去何度もわずかの差で世界チャンピオンへの道を絶たれていた坂田健史選手が念願のタイトルを奪取した試合のテレビ生中継がなかったため、せめて夜のスポーツニュースで見られたらと思っていたのですが、たまたま見ていたテレビ朝日の報道ステーションではシンクロナイズドスイミングにとんでもない時間を掛けていまして、ボクシングの事には全く触れずじまいでした。自局が放送しているワクだけでは飽き足らず、何度も同じ映像を看板ニュース番組でもたれ流すというのは、まさに自己満足そのものだと私には思えるのですが。続きを読む

華麗なる一族

  本日が人気ドラマの最終回で、昨日は同業他社であるはずのテレビ朝日がこの最終回を前にして主演の木村拓哉氏を招き、番組宣伝かのごとき内容を放送していたのには、ここまでジャニーズ事務所の意向でテレビプログラムも左右されるのかという感想を持ちました。続きを読む

芸能ジャーナリズムの消滅がテレビをつまらなくする

 今日からちょっと出掛けてきます。どこへ行くかは明日にでも旅先からブログが更新できればいいなと思っていますので、それはまた改めて書くことにします。それにしてもここのところ世の中にはろくな話題しかありませんね。先日、銀行で週刊誌を立ち読みしていたら、いわゆる突撃リポーターの芸能ニュースなるものは、もはや賞味期限切れということで、テレビのワイドショーでも突撃レポーターへのニーズが減っていっているという話です。それは、インターネットのブログを芸能人が直接書き、それでわざわざテレビを介さなくてもよくなったからということもあるらしいのですが。続きを読む

関口宏の東京フレンドパーク2

 月曜の夜7時といえば、なぜかゆるぎない安定感を誇るのがTBSの「関口宏の東京フレンドパーク2」です。まさにTBSの看板番組と言ってもいいのでしょうが、今日の放送についてちょっと一言。賞品を提供する企業について、以前三菱自動車が不祥事を起こし、パジェロの掛け声が「くるま、くるま」になったのは記憶に新しいところですが、同じように家電製品を提供している「PCサクセス」が夜逃げのように倒産したのがつい先日でした。続きを読む

非・テレビ時間のススメ

 今さらここで書くことでもないかと思いますが、インターネットがいくら大きなメディアに育ってきたといっても、テレビの影響の大きさというのは今なお桁違いなのです。ちょっとテレビが紹介しただけで、その番組を見ていない人をも巻き込んで騒ぎが起きることもよくあります。先日の納豆におけるダイエット効果を報道した『発掘!あるある大辞典II』は、昔からあったテレビの不祥事の中でもかなり悪質なものだと私には思えます。続きを読む

日本の、これから 「ネット社会の安全・どう守りますか」

 まだネットがこれほど一般的ではなかった頃、NHK(地方局ですが)の討論番組に出た知り合いの人が吐き捨てるように「台本にのっとって喋っただけだった」と言ったことを妙に記憶しています。今回の番組でも台本があり、スタッフはできるだけ台本にのっとって討論を進めてほしいとやっているんだろうなと思いながらこの番組を見ていました。しかし、企画者側が本当によくわかっているのかわからないまま、○か×かというような極端なアンケートを出演者に咎められても一切改めることなく、強引にまとめようとして、むしろ堂々とVTRで流れを誘導するやりかたはもう破綻しているということを痛切に感じました。続きを読む

土曜ドラマ・ウォーカーズ~迷子の大人たち

 私のページで紹介しているように、私自身も実に長いスパンで四国八十八ヶ所のお寺を回っています。ただ、まとまった時間はとても取れないので、車で出掛けてまとめて回ることを繰り返しています。しかし、そうして回ってからすでに2年少々経ってしまいました。日常の生活に追われていると、目の前の事に追われるあまり、忘れてしまうことも多くあります。ですから、こうしてテレビでお遍路を扱ったものを見ると、また行こうという意志が出てくるんですね。続きを読む

功名が辻 「種崎浜の悲劇」

 今回わざわざ大河ドラマの内容について触れようと思ったのは、実に今の世界情勢と合致するような事を本日扱っていたと思ったからです。今回の内容をご覧になっていない方のために簡単に説明すると、山内一豊が関が原の後、長曽我部氏の領地であった土佐を治めることになるのですが、山内家に従わない一領具足を一掃するため、はかりごとを用いてその勢力を一掃してしまうのですね。これは、徳川家からの圧力があり、いつ自分が改易になり、路頭に迷うことのないようにという考えあってのことですが、この時代には話し合いで平和的に交渉するというよりも、直接命のやり取りをしなければ事は収まらないという事情もありました。それが徳川の世が長く続く中、内乱が起こらない平和な世になったのですが、まさに今、世界の国々の中には今から400年前の日本のように直接命のやりとりをしなければ事を収められない国もあるのです。続きを読む