記事一覧

プレミアム10「赤塚不二夫なのだ!!」 

 赤塚不二夫氏のテレビ特集は、恐らく先日デジタルハイビジョン放送でやった特集の焼き直しだろうと思われますが、昨日の日記に書いた通り、ハイビジョンのアナログ放送が停止された今となっては、いくら地上波の番組で告知があったとしても、デジタル放送のハードがないため、番組自体を見ることができないのですね。ブログの分類でもBS9とあるものは現在BSデジタルのみで見られるものとなっていますので、残念ながらもう見られないかなと思っていたところ、地上波での放送があるということで楽しみにしていました。

 結論から言うと、大学教授による分析や、最後にオリジナルアニメを制作した松尾スズキ氏を含め、赤塚氏のギャグを解説しても何にも面白くないということだけははっきりわかりました(^^;)。私はマンガというものを教養としてではなく、娯楽としてめいっぱい楽しんできたということもあり、赤塚氏が生み出した新しいギャグマンガの形は何が斬新かとか、氏の作り出したキャラクターであるニャロメの発するメッセージとか、そんな堅苦しい物言いを発信することで赤塚氏の面白さが番組を通して伝わっていくのか疑問を持ちながら見ていたら、そのままフェイドアウトするように番組も終了してしまいました。赤塚氏ご本人は、ご自身のマンガに関してどのように思っていたのでしょうか。続きを読む

テレビデジタル化の大問題

 久しぶりにテレビの事について書こうと思います。といっても、具体的なテレビ番組を挙げるというわけではなく、これからしばらくしてやってくる、テレビのデジタル化についてのお話です。昨今のニュースでは、デジタル放送を録画する場合、10回のコピーを許すか許さないかでメーカーと著作権団体が対立し、新しい製品が出ないのではという危惧があるようですが、今回の話はもっと根元的なデジタル放送の不具合についての話です。いろいろなところで話題にはなっているものの、またそぞろデジタル放送移行間際になって問題が噴出し、大きな騒動になる可能性を孕んでいます。これから書くシナリオについて、皆さんはどう思うでしょうか。続きを読む

ドキュメント・スポーツ大陸 「ありがとうボクシング・内藤大助」

 ボクシングというスポーツは、特にプロでの戦いということについてみると、単純に強い者が勝つとは言い切れない微妙なニュアンスを持つスポーツなのかも知れないと思います。今回の主役・内藤大助さんも、実力はありつつも、もし資金を集められなかったら、あの世界タイトルを奪取した日本でのポンサクレック選手との試合もできないまま引退に追い込まれてしまう瀬戸際まで追い詰められていたのでしたから。その事はインターネットのニュースヘッドラインでもトップニュースとして報じられていましたが、多くの人の目には、内藤さんの王座奪取はまず難しいだろうという向きがあったように記憶しています。ある意味、なりふり構わず試合興業を行なった宮田ジムは、いちかばちかの夢を乗せた賭け(といっても、激しい練習の裏打ちがあったからこその自信はあったことでしょうが)に勝ち、念願の世界タイトルを手に入れたわけですが、その栄光にちゃっかり便乗し、その血のにじむような努力の跡を全く見ずに世界挑戦のアドバルーンを挙げたのが例の亀田親子だったわけで(^^)。続きを読む

クローズアップ現代 景気減速▽米国発の新たな闇

 たまたま表題の番組を見ていて、アメリカでは住宅ローン破綻の余波からか、以前クレジットカードの支払を滞納したことがある人に向けて、クレジットカードを使えなくする通知をカード会社が行ないつつあるという話をしているのが気にかかりました。私などはクレジットカードをかなり使っているものの、いったん引き落としされなかった場合の恐さというのは十分承知していますから何があっても引き落としされない事がないように気を付けています。何の気なしにお金にルーズになっている方は、クレジットの支払だけはちゃんとやっておいた方がいいと思います。

 実際クレジットカードが使えなくなるとどうなるかというと、多くの人が利用しているであろうインターネット関連の引落しができなくなり、携帯電話もクレジット決済をしていた場合、日々の連絡にも困るという最悪の状況も想定しておかなければいけないでしょう。仕事を得るためにも、いつでも連絡が付く手段は必要ですし、いざという時のために、先日携帯電話を一つ増やしたのですが、今回はその事について紹介したいと思います。続きを読む

土曜ドラマ「フルスイング」第一回

 最初にこのドラマの題名を見た時、正月のバスケットチーム「アイシン」を扱ったドラマのように野球を中心に進んでいくドラマかと思ったのですが、そうではなく、しかもドラマの主人公が実在の人物をモチーフにしたノンフィクションに近いフィクションになっているということで、どの程度ノンフィクション的なのだろうと思いながら注目して見ていました。詳しい事はネタばれになりますので省きますが、プロ野球コーチとして多くの選手から師匠と慕われ、通信教育で教員免状を取った高畠導宏さん(ドラマでの役名は高林)が福岡の高校で教師としての人生をスタートさせる過程を描いています。もちろん、元プロ野球コーチを教員に招聘するということは、ゆくゆくは高校野球の監督として甲子園出場を目指して欲しいとの思惑もあるわけですが、当時のプロとアマの関係上、一定の期間を置かないと元プロ野球関係者が生徒の技術指導ができない取り決めになっているため、野球のシーンはほとんど出てきません。ただ、この高畠導宏という人は非常に魅力ある人間で、コーチ時代も選手にあまりにも慕われるあまり、その上に立つ人たちにとっては面白くない存在になるのでしょう、実にさまざまな球団を渡り歩くハメになってしまうのですね。今回の放送にあたり、高畠氏の弟子を自認する現役のプロ野球選手がブログでぜひこのドラマを見てくださいと書いているほどで、良くも悪くも主演の高橋克実さんの演技がどうかというのがこのドラマの生命線だったように思います。続きを読む

木曜時代劇「鞍馬天狗」

 日本のテレビの中でいわゆる「時代劇」の衰退というのが実に激しい今日この頃です。民放ではテレビ朝日の「暴れん坊将軍」のワクがついに消え、かろうじて月曜8時の「水戸黄門」のワクがシーズンごと交代という状態の中かろうじて生き残っているという状態になっています。ただ、視聴者は時代劇自体が嫌いなのかというと、そうでもないと言えるのがNHKの大河ドラマとこの木曜時代劇のワクがしっかりと続いているということです。今回の題目は何と「鞍馬天狗」ということで、コテコテの大活劇で、しかもアラカンという先達の印象が強い中どんな感じで仕上げてくるのかという興味で、しっかり見させていただきました。続きを読む

放送事故からライフラインについて考える

 こちらとしては一日中テレビやラジオに張り付いているといったことはないのですが、今日(1月10日)と昨日(1月9日)二日連続でいわゆる「放送事故」というものに遭遇してしまいました。本日のものは、ボクシングの世界タイトルマッチ、長谷川穂積選手とシモーネ・マルドロット戦の最終ラウンドのまさに今試合が終わろうとしている時に一瞬音声が途絶えたといった軽いものでしたが、昨日の放送事故は今から考えてみてもすごかったです。というのも、テレビではなくラジオの放送事故だったのですから。続きを読む

あの伝説の番組再び!“イカ天2007復活祭”名物バンド激レア映像今夜限りの大放出SP

 例年31日ぎりぎりにならないと出せないほど切羽詰っていた年賀状を本日出すことができました(^^;)。といっても世間から比べると十分遅いのですが。というわけで、今年も県外の方への年賀状は1日に到着することはないと思います。個人的に年賀状のやり取りのある方でもしここを読まれている方がおりましたら改めてお詫びしておきますm(_ _)m。

 今日TBS系で「イカ天」についての特番がありましたが、個人的には当時のVTRを流しているのみでそれほどのインパクトは感じられませんでした。ちなみに私のいる静岡では最初の方は放送がなく、あの「たま」の出演時もリアルタイムで見ることができませんでしたので、その頃の映像を見ることができたのは嬉しかったですが。ただ、この番組にはいろんな話があり、もうすでにデビューが決まっているバンドがまだメジャーデビューしていないからアマチュアだという論理で出演したり、どう考えても面白いだろうというバンドをあえて落としたのではないかと思わせたりと、今回語られたことが全てではなかったような気がします。たまの石川さんがスタジオ出演されていましたが、回りの雰囲気を読んでの発言がうまくなったなあと妙に感心しました。そういうところに時の流れを感じるというのもなんですが、考えるに今の世の中では無愛想で、爆弾発言をして失うものが多くなってしまったということでしょうね。

衛星映画劇場「スーパーの女」

 地上波の年末テレビ特番があまりに私にとってつまらないので、いわゆるゴールデンタイムには衛星放送の映画、伊丹十三監督作品特集を見ています。本日のお題は「スーパーの女」。「マルサの女」からの「○○の女」というシリーズものの一本だと当時は思っていたのですが、チョイ役でいろんなタレントが出てくるし、意外にも楽しんで見られる娯楽作品に仕上がっています。公開当時にはあまり問題にされなかった食材の日付偽装や表示偽装などをそのまんま出したりしていたのですが、ということは今になって問題になっている偽装ははるか昔から当然のように行なわれていたということなのですね。こうして改めて作品を鑑賞し終わってみると、今年のさまざまな偽装・おわび会見というのは一時の事ではないということがわかってきます。続きを読む

アッコにおまかせ!

 今年を象徴する言葉というのが「流行語大賞」というイベントで一躍脚光を浴びてくるここ数日の流れなのですが、個人的な印象として「KY(空気読めない)」で発言し、批判を浴びても「そんなの関係ねえ!」とあっけらかんとしている人が目立った一年でありました。そういう意味からすると、まさしくそうした人物像に当てはまるのは、先日金屏風を立てて離婚会見を行なった件の女性など、その最たるものでありましょう。彼女らの家族について、今回の一件をわかりやすくするためには、ある程度の予備知識が必要かも知れません。今日のテレビ、「アッコにおまかせ」で進行役を務めるタレントの峰竜太さんの家族と件の女性とはなぜ仲が悪いのか、詳しく知りたい方は以下のリンクを読まれるといいかと思います。続きを読む