記事一覧

プレミアム10「赤塚不二夫なのだ!!」 

 赤塚不二夫氏のテレビ特集は、恐らく先日デジタルハイビジョン放送でやった特集の焼き直しだろうと思われますが、昨日の日記に書いた通り、ハイビジョンのアナログ放送が停止された今となっては、いくら地上波の番組で告知があったとしても、デジタル放送のハードがないため、番組自体を見ることができないのですね。ブログの分類でもBS9とあるものは現在BSデジタルのみで見られるものとなっていますので、残念ながらもう見られないかなと思っていたところ、地上波での放送があるということで楽しみにしていました。

 結論から言うと、大学教授による分析や、最後にオリジナルアニメを制作した松尾スズキ氏を含め、赤塚氏のギャグを解説しても何にも面白くないということだけははっきりわかりました(^^;)。私はマンガというものを教養としてではなく、娯楽としてめいっぱい楽しんできたということもあり、赤塚氏が生み出した新しいギャグマンガの形は何が斬新かとか、氏の作り出したキャラクターであるニャロメの発するメッセージとか、そんな堅苦しい物言いを発信することで赤塚氏の面白さが番組を通して伝わっていくのか疑問を持ちながら見ていたら、そのままフェイドアウトするように番組も終了してしまいました。赤塚氏ご本人は、ご自身のマンガに関してどのように思っていたのでしょうか。続きを読む

クローズアップ現代 景気減速▽米国発の新たな闇

 たまたま表題の番組を見ていて、アメリカでは住宅ローン破綻の余波からか、以前クレジットカードの支払を滞納したことがある人に向けて、クレジットカードを使えなくする通知をカード会社が行ないつつあるという話をしているのが気にかかりました。私などはクレジットカードをかなり使っているものの、いったん引き落としされなかった場合の恐さというのは十分承知していますから何があっても引き落としされない事がないように気を付けています。何の気なしにお金にルーズになっている方は、クレジットの支払だけはちゃんとやっておいた方がいいと思います。

 実際クレジットカードが使えなくなるとどうなるかというと、多くの人が利用しているであろうインターネット関連の引落しができなくなり、携帯電話もクレジット決済をしていた場合、日々の連絡にも困るという最悪の状況も想定しておかなければいけないでしょう。仕事を得るためにも、いつでも連絡が付く手段は必要ですし、いざという時のために、先日携帯電話を一つ増やしたのですが、今回はその事について紹介したいと思います。続きを読む

土曜ドラマ「フルスイング」第一回

 最初にこのドラマの題名を見た時、正月のバスケットチーム「アイシン」を扱ったドラマのように野球を中心に進んでいくドラマかと思ったのですが、そうではなく、しかもドラマの主人公が実在の人物をモチーフにしたノンフィクションに近いフィクションになっているということで、どの程度ノンフィクション的なのだろうと思いながら注目して見ていました。詳しい事はネタばれになりますので省きますが、プロ野球コーチとして多くの選手から師匠と慕われ、通信教育で教員免状を取った高畠導宏さん(ドラマでの役名は高林)が福岡の高校で教師としての人生をスタートさせる過程を描いています。もちろん、元プロ野球コーチを教員に招聘するということは、ゆくゆくは高校野球の監督として甲子園出場を目指して欲しいとの思惑もあるわけですが、当時のプロとアマの関係上、一定の期間を置かないと元プロ野球関係者が生徒の技術指導ができない取り決めになっているため、野球のシーンはほとんど出てきません。ただ、この高畠導宏という人は非常に魅力ある人間で、コーチ時代も選手にあまりにも慕われるあまり、その上に立つ人たちにとっては面白くない存在になるのでしょう、実にさまざまな球団を渡り歩くハメになってしまうのですね。今回の放送にあたり、高畠氏の弟子を自認する現役のプロ野球選手がブログでぜひこのドラマを見てくださいと書いているほどで、良くも悪くも主演の高橋克実さんの演技がどうかというのがこのドラマの生命線だったように思います。続きを読む

木曜時代劇「鞍馬天狗」

 日本のテレビの中でいわゆる「時代劇」の衰退というのが実に激しい今日この頃です。民放ではテレビ朝日の「暴れん坊将軍」のワクがついに消え、かろうじて月曜8時の「水戸黄門」のワクがシーズンごと交代という状態の中かろうじて生き残っているという状態になっています。ただ、視聴者は時代劇自体が嫌いなのかというと、そうでもないと言えるのがNHKの大河ドラマとこの木曜時代劇のワクがしっかりと続いているということです。今回の題目は何と「鞍馬天狗」ということで、コテコテの大活劇で、しかもアラカンという先達の印象が強い中どんな感じで仕上げてくるのかという興味で、しっかり見させていただきました。続きを読む

日本の、これから 「ネット社会の安全・どう守りますか」

 まだネットがこれほど一般的ではなかった頃、NHK(地方局ですが)の討論番組に出た知り合いの人が吐き捨てるように「台本にのっとって喋っただけだった」と言ったことを妙に記憶しています。今回の番組でも台本があり、スタッフはできるだけ台本にのっとって討論を進めてほしいとやっているんだろうなと思いながらこの番組を見ていました。しかし、企画者側が本当によくわかっているのかわからないまま、○か×かというような極端なアンケートを出演者に咎められても一切改めることなく、強引にまとめようとして、むしろ堂々とVTRで流れを誘導するやりかたはもう破綻しているということを痛切に感じました。続きを読む

土曜ドラマ・ウォーカーズ~迷子の大人たち

 私のページで紹介しているように、私自身も実に長いスパンで四国八十八ヶ所のお寺を回っています。ただ、まとまった時間はとても取れないので、車で出掛けてまとめて回ることを繰り返しています。しかし、そうして回ってからすでに2年少々経ってしまいました。日常の生活に追われていると、目の前の事に追われるあまり、忘れてしまうことも多くあります。ですから、こうしてテレビでお遍路を扱ったものを見ると、また行こうという意志が出てくるんですね。続きを読む

功名が辻 「種崎浜の悲劇」

 今回わざわざ大河ドラマの内容について触れようと思ったのは、実に今の世界情勢と合致するような事を本日扱っていたと思ったからです。今回の内容をご覧になっていない方のために簡単に説明すると、山内一豊が関が原の後、長曽我部氏の領地であった土佐を治めることになるのですが、山内家に従わない一領具足を一掃するため、はかりごとを用いてその勢力を一掃してしまうのですね。これは、徳川家からの圧力があり、いつ自分が改易になり、路頭に迷うことのないようにという考えあってのことですが、この時代には話し合いで平和的に交渉するというよりも、直接命のやり取りをしなければ事は収まらないという事情もありました。それが徳川の世が長く続く中、内乱が起こらない平和な世になったのですが、まさに今、世界の国々の中には今から400年前の日本のように直接命のやりとりをしなければ事を収められない国もあるのです。続きを読む

NHKスペシャル 「急増 働く貧困層」

 日々バラエティ番組ばかりを見ていると、どうしても今この国で何が起いているのかという感覚がマヒしてしまいます。今回の番組はまだまだ悲惨な生活をしている人はいるのかも知れませんが、今の日本で起きていることを伝えてくれていました。続きを読む

次郎長・背負い富士 「次郎長一家旗揚げ」

 サッカーのワールドカップの中継がようやく落ち着いたところで、中断していた木曜時代劇も再開されました。そんな事情からあらすじを少々長目に、そこから一気に物語も展開し、もう森の石松も出てきます。続きを読む

クローズアップ現代 ▽割りばしに異変▽価格急上昇

 割り箸というのは、冗談ではなく今まで間伐材の有効利用であると思っていたのですが、いつの頃からか、その生産は中国にそのほとんどを依存しているということで、今供給が危機的状況になっているとのこと。流れ的には今安くなっているほとんどの物と同じで、価格が安いという理由で国内産業をつぶし、中国をはじめとする人件費の安さに依存した影響が出ているという形です。続きを読む