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すぐにインフラ整備を

 昨年、ようやく四国八十八箇所の遍路旅をやり終えたのですが、それ以前からも四国には何度も行っていて、愛着の沸く土地です。香川県高松と岡山県宇野を結ぶ宇高フェリーが3月で廃止されるとのニュースに一抹の寂しさを感じずにはいられません。元々連絡線が事故を起こして大勢の犠牲者を出し、いつでも渡れる橋を四国と本州の間にという機運が高まって3本の橋ができたのですが、今になって橋のできた影響がフェリー会社を直撃したということになります。しかし、あまりに急な状況の変化により、すぐにはどうにもならない問題が出てきてしまったのです。続き

 個人的な話で恐縮ですが、ここのところ原付でのお出掛けが増え、意外と長距離でも出てしまいます。原付とまでは言わなくても、小型二輪(125cc以下は自動車道が利用できません)でキャンプをしながらツーリングをする人や、海峡をはさんだ町に住む人であっても、自転車や原付と併用しながら通っているような人も少なからずいるはずです。橋は自動車専用道路および鉄道(瀬戸大橋)があり、しまなみ街道まで迂回すれば自転車も原付も通れますが、大阪方面から四国へ渡る人にとっては(特に香川や徳島へ行く人にとっては)安く渡れる交通手段がなくなってしまいます。まあ、現状で神戸高松間にジャンボフェリーはありますが、航行距離が増える分運賃も高くなるわけですし、何より宇野周辺に住んでいる方への影響は大きいでしょう。

 フェリーが廃止になることを今さらうだうだ言っても仕方ありません。しかし、フェリー廃止に伴い影響を受ける人たちへの代替交通機関の整備を周辺自治体は、国の補助を受けてでも遅滞なく実施できるように努力すべきでしょう。具体的には鉄道に原付や自転車を積み込んで移動できるようにするための車両を増やすとか、大鳴門橋に歩行者などが通行可能な通路を設けるとか。私も自動車に乗り、その便利さを十分に享受しているものの、いつでも自転車や原付で四国へ渡れるような方法を模索していって欲しいと思います。

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