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本日の感想

 朝ブログを書いた時にはもっと大事になるのなと思っていたのですが、時間の経過とともに広範囲での被害も報告されていますが、とりあえず自宅付近の市街地では目立った被害は発生していません。今回の静岡県を襲った震度6(当地では震度5強)の地震は、懸案の東海地震とも違うようでして、完全に地震への不安が払拭されたわけではありませんが、避難生活は送らずに済みそうです。日本に住んでいる以上、地震に遭う可能性というのはどこにもあると思いますので、今日一日の感想などを書いていきたいと思います。続き

 もし今回の地震が東海地震そのものだったら、そのエネルギーは今回のものよりもかなり大きいことが予想されるので、多くの建物が崩壊してしまったでしょう。また、阪神淡路大震災のような直下型の地震ならもっと被害が大きかったでしょう。幸いにして駿河湾沖で起きたものであったため、揺れは大きかったですが建物の基礎そのものを破壊するまでは行きませんでした。

 私の自宅では棚の上にあったものが落ち、いちばんひどかったのがテレビが台から滑り落ちたことです。食器棚のガラス戸は閉めてあったので、食器類には被害はありませんでしたが、テレビが倒れてきたところに頭を向けて寝ていたりしたらと思うとゾッとしますね。家具の転倒防止対策はもちろん重要ですが、寝る場所のそばに大きくて重いものを置かないというのがまずできる地震対策になります。

 そんなわけで、テレビが使えないため、何がどうなっているのか確認するためにはラジオを使いました。ホームページでも紹介しているように、家にはすぐに使える状態にしてあるラジオが複数台あるのですが、特に地元の民放AM局の情報が役に立ちました。全国の方々向けの情報も大切ですが、地震直後は周辺がどうなっているのかほとんどわかりませんから、できるだけローカルニュースが聞けることが大事です。ここ静岡にも地域コミュニティFM局があるのですが、とにかく静岡市というエリアが広いため、なかなか目指す放送局を探すことができないというのは問題でしょう。放送局を探して右往左往するよりも、AM局からの情報収集が楽です。最近のラジオ局ではリスナーからのメールやファクシミリによる情報もあり、今回ガスの安全装置が働きしばらくはガスだけが使えなかったのですが、ラジオリスナーからの情報によりガス会社に問い合わせすることなく問題を解決できました。ラジオは単3電池で動くものにしており、とりあえず寝室から充電済みの単3電池をまとめたものとラジオの他、電池式のランタンとヘッドランプを持ち出しました。防災用のラジオを非常持ち出し袋の中にしまっておいてもいざという時には役に立ちません。こんな時ですのでラジオのある生活というものを御提案させていただきます。

 そんなこんなで自宅内の安全を確保しつつ衣類と水をそろえたところで、親類や友人などの安否がまず気になりますし、このニュースを見た方々のために自身の安否についてもしっかりと連絡する必要が出てきます。地震直後はネット環境自体が生きているかどうかというところについてはわかりませんでしたが、携帯電話とPHSの電波は正常に届いていました。親類には携帯電話のメールで連絡を入れ、お互いの安否を確認しました。県外の知り合いにはメールと掲示板でとりあえずの無事を報告しました。やはりというか午前中には静岡県内への電話がつながりにくくなったようで、まずはメールということが結局早く連絡が付くというとになるでしょう。その後、ネット環境および電気が来ているということがわかったので、パソコンからブログを更新することができました。ちなみに、電話線が切れているような場合でも、何とかパソコンを使ってインターネットに接続できるような環境は確保しているので、生命に危険がない限り何とかこのブログも更新できるのではないかと思います。

 その後、何度か余震も来ましたがいずれも震度1程度のもので、状況もわかってくるにつれ、これから避難生活のための準備をしなくても済みそうだとわかってきました。それでも一応念のためということで、車の中に寝袋を準備してはおきましたが。水はペットボトルのものを数日は大丈夫なくらい持っていましたが、ガスが止まってしまったのでお茶も飲めないのには閉口しました。たまたま冷凍食品の解凍するだけで食べられるおはぎがありましたので、朝食はそれを解凍して食べました。いざという時のためのインスタントラーメンやカセットコンロとガスは用意していたのですが、地震自体の被害が大きくなかったということもあり、こうした食料を食べることはありませんでしたが、調理しないで食べられるお菓子などを用意しておいた方がいいのかも知れませんね。

 地震そのものが起こった時には起きぬけだったこともあったのかも知れませんが、意外と冷静でした。もっとも、家が壊れるほどの大きなものだったらそんな事も言えなかったのかも知れませんが、今回の地震でも地震にびっくりして二階から落ちて怪我をした人がいたというような報道もありました。綿密な準備は必要ないにしても、日常の中でいろいろな事を心掛けておくだけでも違うのではないかと思います。雨の影響により思わぬ二次災害が起こるかも知れませんので、周辺にお住まいの方はどうぞお気を付け下さい。

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耳成芳一 2009年08月12日(水)06時27分 編集・削除

浜岡原発では制御棒250本の内、30本の駆動装置が故障しているそうです。台風が遠州灘に差し掛かったときに、地震が起こるのも、人為的な感じがします。原発報道では毎日新聞が一番反応が早いです。http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20090812k0000m040116000c.html

管理人 2009年08月12日(水)08時23分 編集・削除

 地震直後にラジオを付けて情報収集をしていたのですが、地震の情報とともにすぐ、浜岡原発が緊急停止したことと、放射能漏れが現状ではないという情報が流れてきました。特に今回の地震では浜岡原発のあるところでもかなり強い揺れでしたから、周辺に住んでいる方にとってはまず原発はどうなっているかいうのが重大関心事だったはずで、初期報道についてはラジオはその役割を果たしていたと思います。

 ただ、伊豆の恋人岬の鐘が倒れたというような事を報道するぐらいなら浜岡原発の話題を報道しろと思いますね。この国のマスコミはどこか違う方向をこんな非常時にも向いているのかと大変残念に思います。政治的な報道でも偏向が指摘されていますが、この問題については総選挙後にでも大きく取り上げてほしいと切に願っています。