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とりあえずウィルス感染の危機は去りました

 先週末から今週に入り、社会ではさまざまな事柄があり、それぞれに言いたいことはたくさんあったのですが、こちらで借りている無料サーバーがウィルスに汚染されていたということがわかり、全くそれどころではありませんでした。今日の夕方になって、ようやくレンタルサーバー側からウィルスに感染したサーバーを復旧したとの報告が入りました。今まではこのページも開くだけでウィルスに感染する危険性がありましたが、何とかこうしてブログを更新することができるようになりました。恐らく今回の事はニュースとなってマスコミをにぎわすことはないでしょうが、大変重大な問題を孕んでいるように思います。今では誰しもがそれほど危機管理することなしに繋いでしまうインターネットの問題と、社会のあり方について考えてみたいと思います。続き

 今回、仕組まれたウィルスについて、詳しい解説がされたページがありますので、まずはご覧になってください。

http://finalfantasy7110.com/security/index2.htm

 今回の場合はFLASH Playerを使って見ることのできる動きのある広告をハッキングし、広告を表示したら自動的にウィルスソフトをダウンロードさせてしまうという手口でした。ネットゲームのパスワードを盗み出すことにより、ゲーム内で利用できる「通貨」や「アイテム」を手に入れ、それによって現金を稼ごうとしている国外のサーバーを持つ人が犯人のようです。時間をかけてゲームをクリアするよりも、お金を出して早くゲームを楽しみたい輩がいる事により、それを供給する今回のような人たちが出てくるわけです。

 ここには、「金さえあれば何でもできる」という人たちと、「金さえ手に入れば何でもする」という人たちが妙な形でつながっているということなのですが、世界的な原油高、食料高の流れの中、やりとりされる金額はこれからさらにエスカレートする恐れがあります。これからの世界経済の進み具合によっては、ゲームパスワードのハッキングだけではなく、クレジットカードやネットバンクの情報まで、根こそぎ持っていこうとするものが出てこないとも限りません。単にネットサーフィンを行なうためだけなら、今後はあえて脆弱性たっぷりのウィンドウズパソコンを利用するよりも、マックやリナックスなどの利用へと根本的にシフトしていった方がいいのではないかと真面目に思っています。

 ただ、今の日本では今なおウィンドウズパソコンで作られたファイルしか見ることのできないような限定的で不安定な環境が業務で使われています。子供の携帯電話インターネット接続をシャットアウトすることがニュースになっていますが、膨大な量のスパムメールや、あらゆる隙間をねらって入ってこようとする危険なファイルからどうやって自分のパソコンを守っていくかというのを常に考えていかなければならない時代に来たように思います。私のページも、もし現在のサーバーでこれ以上不具合が続くようなら乗換えを考えます。その際はサーバーの引越しを行ないますが、ごらんの通り独自ドメインを利用していますので、アクセス環境については同じようにできると思います。皆さんもくれぐれもウィルス感染にはお気を付け下さい。

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アイシティkofu URL 2008年06月17日(火)22時32分 編集・削除

xreaサーバーの問題でしたか、ユーザーなのに知りませんでしたが、私は有料にしているので広告表示は無しです。
フラッシュは 9.0.124.0 に
http://ictkofu.blogzine.jp/kofu/2008/04/901240_653f.html
私は4月12日にこのブログ記事を書いています。
5月末に同様のFlash脆弱性の警告がシマンテックから出されましたが、関係先で検証の結果 9.0.124.0 という最新バージョンなら問題なしの結論になっています。
xrea 広告サイトに侵入したものはFlash旧バージョンを使い続けるユーザーを狙ったものと思えます。

http://finalfantasy7110.com/security/index2.htm
このページの内容は Windows Update はもとより
Flash Player のアップデートをすぐにするようにも書かれています、親切だと思います。

インターネット系のメディアはWindowsに関係する脆弱性問題を頻繁に報じますが、マスコミはこういう問題を何も伝えていないと思います。
そういう日本社会で生きていかねばならない覚悟を私はしています(^o^)

管理人 2008年06月18日(水)20時42分 編集・削除

xreaからのアナウンスによると、サーバー管理を別業者に委託していたとかで、問題発生から10日間余りもサーバ管理ができていなかったとのこと。無料サーバとしても抜群の知名度があるサーバにしてはまことにお粗末な対応と言わざるを得ません。

 今回は、単なる感染ではなく、金銭を伴う実害も予想されるわけですが、被害者がサーバー管理者に被害を訴えたとしても、これだけウィルスが飛びかっている現実を考えると、ネット接続をしている個人の責任も問われることになるでしょう。ただ、それにしてはネットセキュリティーに関する人々の関心はまだまだ高いとは言えないと思います。それとともに、今回の事でもわかる通り、被害者が加害者となってしまうのが実に恐しいところです。