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顧客を見る目

 自分自身浮気はしない方か? と聞かれるとちょっと考え込んでしまいます。といっても今回は携帯電話・PHSの話です(^^)。自動車電話に続く形で、携帯電話やショルダーフォンがNTTドコモから登場した時には、毎月の費用だけでなく、高額な保証金にとてもそんなものを持てるはずもなく、ポケットベルとクレジット通話カードを揃えて、呼ばれたらとりあえず緑の公衆電話を探してコールバックするというような事をしていました。

 それが、これならば自分で電話が持てそうだと思ったのが月々2,700円で持てたDDIポケット(現ウィルコム)のPHSだったのです。実を言うと、こちら静岡でサービス開始と同時に加入しまして、本体だけではなく、外付の親機まで買い込み、家の中でも外でもという感じで便利に使い続けて現在に至っています。続き

 こうした安さに対抗するため、携帯電話各社はどんどん基本料金を下げていきましたが、外からのデータ通信という観点で考えると、どうしても携帯電話でのデータ通信というのは、パケット定額が出てくるまでは料金も恐ろしいし、緊急時くらいにしか使いたくないものでした。ウィルコムの方は早いうちからデータ定額がありましたので、料金を気にせず使ってきましたから。

 今日はそんなウィルコムから、サービス開始当初から使い続けている人に向けて、ストラップをプレゼントするという知らせがやってきました。ストラップ自体はそんな大層なものではないのですが、このせちがらい時代、しかも今後同じ番号で携帯各社の移動が可能になる戦国時代に突入しようとしている中、私のような長期安定して使い続けている顧客についての心遣いがあるというのにはちょっとびっくりしました。ソフトバンクが携帯電話に参入していく中で、今までのようにデータ定額でも優位に立ち続けられるのか不確定な状況に入っていきますが、やはりまだ、携帯電話のインターネット定額というのは電話機の小さな画面の中限定という感があります。

 ずっと携帯電話のインターネットしかやっていない人にとっては、通話だけでなくメールや音楽、動画なども携帯の画面で見られることで満足しているだろうと思います。日記やブログでさえ携帯から更新する事もできますが、このようなとりとめのない長文を携帯電話を使って作ろうとは私には全く思えません(^^;)。頭の中に浮んだフレーズを瞬時に文字化できるというのは、キーボードというデバイス以外に考えにくく、それにはやはり、パソコンが必要になってきます。パソコンでメールやよく行くブックマーク管理をしていれば、どうしても外でも同じようにして使いたいものです。無線LAN網が全国に張り巡らされたとしても、そこにはやはり穴があり、機械の電力もより消耗させます。携帯電話各社が今のウィルコムのデータ通信に勝つためには、スマートフォンを導入するか、パソコンに繋いでも定額というプランを作るしかないでしょう。まだまだPHSというサービスは伸びて行く可能性を秘めています。ウィルコムがどんな進化をしていくのか、それこそ、ちゃんと顧客の目を見ながらやっていくと思いますので、これからの状況に期待しておきましょう。

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