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どこでも、どんなものでもネット接続するために

 ガソリン問題や後期高齢者の健康保険の話、またまた世界の中での食料危機、それにひきかえ限られた人たちの中でとんでもない「役得」が当然のように行なわれているといったとんでもない状況の中、私たちは何を拠り所にして生きていけばいいのか不安になることしきりです。そんな中、どこに活路を見出していくかということになると、やはり情報収集をする手段を確保し、膨大な情報の中から有益な情報を抽出する目が大切だと思うのですね。先日購入したイーモバイルの情報通信端末「EM・ONEα」もいつでもどこでも情報を入手できるようにということで手を伸ばしたのですが、実はもう一つ理由があります。WMwifiRouterという、スマートフォンなどに多く採用されているウィンドウズモバイルで動くソフトなのですが、だいたい3千円程度のシェアウェアです。実のところ私はほとんどシェアウェアを使わず、フリーソフトのみで済まそうと思ってしまう人間なのですが、今回は速攻でライセンスを導入しました。EM・ONEαに導入すると、EM・ONEα本体を無線アクセスポイントとして利用することができます。EM・ONEα以外のネット端末(パソコンを含みます)でインターネットをしたいと思う時、このソフトを起動すると、イーモバイルのブロードバンド環境をそのまま無線LAN経由で利用できてしまうのです。続き

 使い方としては、手持ちのノートパソコンでネット接続をしたい場合は、EM・ONEαでWMwifiRouterを起動してそのままノートパソコン側の無線LANをONにするだけです。だいたいスピードはこちら静岡での環境で1Mbps程度出ていますので、だいたい遅いADSL程度と思ってくれていいと思います。長時間使うためには外部バッテリーの利用が必要になるものの、特別なハードウェアの追加なしにどこでも無線ルータ環境が整ってしまうというのはなかなかすごいことです。例えば、災害時にネットに繋ぎたい場合、とりあえずイーモバイルが開通しているエリアに移動しさえすれば、複数のパソコンをインターネットに繋げる事が簡単にできてしまうのですから。

 現在、イーモバイルでは音声通話用の端末も出していますので、これから新規でと考えられている方にとっては、EM・ONEαより本体での画面は狭くなりますが、2年縛り契約で43,980円で手に入るEMONSTER(S11HT)を使い、基本料1,000円からデータ通信料最大4,980円(音声通話料金は別となるので注意)で運用できるケータイプランで契約するか、音声がいらないなら、月固定4,980円ながら同社の提供するADSLサービスを無料で使い続けることができるデータプランで契約するのが有利です。ちなみに、イーモバイルではご加入アシストで当初の端末代を19,800円にする代わりに、月々の支払いは1,000円プラスするというプランもありますが、計算していただければわかる通り総額は同じなのですね(^^;)。

 ここでひとつじっくり考えてみます。もしご自宅に光ファイバーでない電話のメタル回線がすでにある場合、自宅ではADSL、外ではイーモバイルで使い放題というデータプランで契約した場合、電話回線の維持のための基本料金はだいたい1,500円くらいでしょうか。そうなるとトータル6,500円/月でほぼ最強のネット環境が維持できます。IP電話が使いたいという場合は、ヤフーが提供するプロバイダを問わないIP電話のサービス「BBコミュニケーター」があります。これだけのサービスが付いて、今テレビでさかんに宣伝されている光ブロードバンドの月額くらいで済んでしまうとは、本当にいい時代になったものです。というか、こうした最新の状況を知らないで、毎月高い料金を払いながらほとんど利用できていない方々がいかに多いかと思うと、人ごととは言え腹が立ってきます。もちろん、イーモバイルの提供エリアに住んでいる方でないとこのメリットは享受できませんが、今度もネットの世界はさまざまな競争により、今回ご紹介したプランよりももっといいものが出てくるかも知れません。ネットはどこで使ってもそう変わるものでもないので、今後もそうした情報収集は続けていこうと思っています。

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