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モノの買いどきとは?

 たまたま今日、いつかは読みたいと思っていた高橋徹著「古本屋 月の輪書林」(晶文社)を手に入れました。先日は永江 朗著「インタビュー術」(講談社現代新書)も手に入りました。どちらも新興古書店チェーン店で105円の棚に収まっておりました。前者は竹中労さんに関する目録を作る過程含め、古書店主の日常をを日記形式で綴った一冊。後者は一般的なインタビュー技術を探っていく中で、竹中労さんの「鞍馬天狗のおじさんは」の中での嵐寛寿郎氏へのインタビューについて言及している箇所があります。これらの本は出た当初からその存在は知っていましたが、つい買いそびれてそのままになってしまっていました。本来ならそのまま入手不能になり、大いに悔やむところだったのかも知れませんが、ほぼ最安値でたてつづけに手に入ってしまったというのも不思議なところです。続き

 物の買いどきというのはいったいいつなのか? 本の場合は定価販売のみで安く買うためには古本という選択が主になりますが、日常生活に直接は関わりのない物というのはその買いどきに悩むことしきりです。先日いろいろ迷った結果、デジタル一眼レフカメラを購入してしまいました。コンパクトカメラ併用で乗り切ろうと思っていたのですが、今買わないとまたしばらく買える状況になくなってしまうと変に自分を納得させたりして(^^;)。一眼レフカメラはコンパクトカメラと違い、レンズを交換して撮影できますがそのレンズが本体以上に高かったりするので、どこまで機材をそろえるかを念頭において考えないととんでもないことになってしまいます。私の場合はカメラ自体が趣味ということではなく、ちょっと出掛けた際に印象的な写真が残せればと考えているので、いわゆる入門用のものでも十分でした。高級機はそれこそ青天井ですが、入門用でしたら10万以下で手に入るものを各メーカーが出しています。消費拡大のためか、購入後に必要事項などをまとめて送ると現金を送ってくれる「キャッシュバックキャンペーン」を行なっていて、それらをうまく組み合わせると、発売当初のねだんよりかなり安くなる場合があります。私の購入したのはオリンパスのE-410ですが、標準・望遠ズームという2本のズームレンズがセットになっているものが、近所のカメラ店では86,000円ほどの値が付いていました。この店ではどんなカメラでも下取に出せば定額の値引きがあり(こう書くとどこのお店で買ったか、わかる人はわかるでしょう)、私の買った際には下取り12,000円でした。つまり、キャッシュバック分を考えると64,000円あまりで2本のレンズが付いたセットが手に入ったわけですが、発売当初のおまけセットが残っていたようで、予備電池・レンズプロテクタ・メモリカードの他、なぜか上位機種のE-510のセットとして出ていたカメラバッグ・クリーニングクロス・水筒セットまで同時にいただいてしまいました(^^;)。オリンパスのキャッシュバックは来年の1月までですが、終了直前にもう少し値段が落ちていたとしても、電池やプロテクタなどは買わなければいけませんでしたし、十分安く手に入ったわけです。発売当初の約半額といった感じですが、このモデルの発売時期は今年の4月なので、およそ半年でここまで下がってしまうというのもびっくりですが、欲しいものをすぐ買うかじっくりと値段とにらめっこしながら時機を見るかによってこれだけの差が出ることも事実なのです。欲しいものがたくさんある場合は結局出費はトータルで同じになってしまう危険性もありますが、いわゆる家電のように突然故障してその代替という場合を除き、ちょっと我慢していろんな情報を集め、冷静に見て買うことが大切なのですね。

 たまたま今日、同じ系列のカメラ店に行ったところ、E-410購入の際の下取り金額が12,000円から5,000円になってしまっていました。何でもそうでしょうが待ち過ぎて幸運を逃すということもあるので実にやっかいです。カメラ自体は世界最軽量というふれこみの通り、小さくてきびきび動く、実に小気味いいカメラです。

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