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Advanced W-ZERO3[es] 入手しました

 昨日の発売日に、ウィルコムの新しいスマートフォンAdvanced W-ZERO3[es]を手に入れました。なかなか環境を移せない中、何とか落ち着きましたので、以前までの機種紹介も含め、ファーストインプレッションを書こうと思います。続き

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 改めて、ウィルコムが出したスマートフォンを全部引っ張り出してきました。左から初代・二代目・三代目のAdvanced W-ZERO3[es]です。初代のW-ZERO3は画面が大きいので、Advanced W-ZERO3[es]に標準搭載されたリモートデスクトップよりも画面が見やすく操作もしやすいというメリットがあります。ただし、解像度は640×480なので、リモートデスクトップで自宅のパソコンを操作したい場合は、キーボード付き端末のシグマリオン3の方が便利ではありますが、残念ながら現行機ではありません。無線LANもAdvanced W-ZERO3[es]と同様に付いていますので、無線LANスポットでの利用やskype専用機としてもまだまだ使えます。

 二代目のW-ZERO3[es]は、そのほとんどの用途をAdvanced W-ZERO3[es]に取って代われるほどの機能アップの前になすすべがないかと思われますが、そうでもありません。Advanced W-ZERO3[es]のディメリットの一つとして、本体小型化のあおりで、電源プラグの独自化がありますが、こちらの機種は汎用の丸型5Vタイプであります。初代と違ってUSBホスト機能がありますので、これからは外付けキーボードとつないでテキスト入力専用マシンとして使おうかなと思っています。たまたま今回本体を壊して中古を買い足したのでバッテリーが2つになり、外部バッテリーからの充電も可なので、電源の心配をしなくてもよくなりました。長期間電源が取れないような場合でも運用が可能ということは、旅行時や災害時にも役に立ってくれるのではないかと期待しています。もし、Advanced W-ZERO3[es]が故障したとしても、こちらがバックアップ機としてあるというのは実に心強いのです。

 そして、いよいよAdvanced W-ZERO3[es]についてです。写真を見ておわかりの通り、かなり携帯電話ぽくなりました。手に持ってもそれほど違和感がなく、電話として使うことができます。ワイシャツのポケットにも何とか入りそうですが、今はズボンのポケットに入れています。片手で操作するのに、独自のポインターを利用し、時計回りに回すとページの先送り、反時計回りで戻るといったアクションが可能で、慣れてくれば片手だけでかなりの作業をこなすことができるでしょう。引き出し式のフルキーボードも大きくなり、単体の入力もさらにしやすくなりました。

 ただ、本体小型化のあおりで、電源周りの問題と、スタイラスペンの本体収納ができなくなったのはちょっと不便です。仕方ないので、NintendoDS用のスタイラスペンを買ってきました。もう少し待てば社外品でこうした穴を埋めるような製品が出てくることを期待していますが、そうでなくても、電話として違和感のないスマートフォンをという声に応えたAdvanced W-ZERO3[es]は気に入っています。

 ただ、どちらにしても、ウィンドウズのパソコンと組み合わせてこそ、スマートフォンが生きてきます。これから購入を考えている方は、何をしたいのかという事をしっかり考えてからでも遅くはありません。今の携帯電話でできる範囲で済んでしまうような事ならわざわざスマートフォンを使うことはありません。むしろ私はこうしたスマートフォンは、ノートパソコンの代替になると思っています。特にこちらの機種は自宅のパソコンを外出先から操作できるリモートデスクトップの機能が標準装備されています。もちろんリモートデスクトップを実行するためにはそれなりの設定作業が必要となりますので、それだけのスキルがあってはじめて最大限にメリットを享受できるとも言えます。

 そして、こうした何でもできるスマートフォンを使うにあたっては、データ通信定額の料金プランに入るのが基本です。新しいサービスでは、自動的にニュースや天気などの情報を自動受信することができますが、データ定額以外の料金コースではこうしたお知らせを受けるごとに料金がかかってしまいます。ウィルコムのデータ定額はパソコンに繋いでもプロバイダ料金以外にかかることはありません。今回の新潟県柏崎市周辺では、携帯電話の基地局が損壊したことで、しばらくの間電話とメールができなくなってしまいましたが、PHSの基地局は小さいものの数が多いので、電波の届くところまで移動することで電話やメールだけでなく、ネットから必要な情報を取り出すことができます。これからもいろいろと試行錯誤を重ねながら、パソコンの代用となるようにカスタマイズしていきたいと思っています。

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