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お金を掛けるか手間を掛けるか

 昨日たまたま深夜ラジオの事について書きましたが、実は4時からの放送はリアルタイムで聞いたのではなく、MDに録音したものを聞いたものです。ただ、こうしたやり方というのは実に効率が悪いのですね。タイマーもないので、とりあえず長時間録音の設定にして朝まで録音して、後でそれをパソコンに取り込んで編集するといったことになります。とりあえず今使っているMDはパソコンに直接つなげ、ファイル変換の手間はかかるもののMP3ファイルにすることは可能なので、コンパクトにまとめることはできます。何とかして簡単に留守録ができ、それをパソコンで管理できるようなシステムが導入できないものかと常々思っていたのですが、最近はSDカードやフラッシュメモリに直接ラジオ放送をMP3形式で留守録できるタイマー付きオーディオシステムが数々出てきています。たまたま今日、フラッシュメモリー1GB付きというタイプのラジカセ風システムがかなりお安い値段で出てきたので、ついついまた注文してしまいました(^^;)。私のページ本体で紹介していますが、今までもかなりの数のラジオが家にはゴロゴロしているのですが、またそうした類のものが増えてしまいます。続き

 ただ、言い訳めいてしまうかも知れませんが、ラジオで放送されるものというのは、ちょっと残しておきたいと思うような良質なプログラムがたまにあることも事実なのです。テレビについてはビデオデッキやハードディスクレコーダー、パソコン自体でも録画できるのに対して、ラジオを簡単に録音できるハードというのはこれまでほとんどありませんでした。それが、携帯プレーヤーの普及とともに、パソコンで扱えるファイル形式に対応したハードが出てきてこちらとしても嬉しい限りです。編集についてもMP3ファイルを直接編集できるソフトを持っていますので、音関係のものはこれからすべて一元管理ができそうで、気軽にライブラリを残すことができそうです。

 私のページでも主にテレビを中心としたカテゴリーを設けていますが、時間というのは有限なもので、例えばNHKFMではなかなか聴くことができない(CD自体も発売されていない)珍しいプログラムをオンエアすることも多々あります。音質についてはCDに劣るとしても、自分で楽しむためにライブラリを増やしていくというのはお金もかからないですし、それこそ携帯プレーヤーの安いイヤホンで聴くぐらいのクオリティならFM放送からの録音でもそんなに気にする必要はないかも知れません。その昔、高価なメタルカセットをセットしてエアチェックし、それをまた2台のデッキでダビング編集していた事から考えると、こういったメモリオーディオというのは音楽の有料配信にお金を出すよりもよっぽど経済的ではないかと思いますね。そんな事を考えるにつけ、今、音楽はお金を払ってダウンロードするのが当り前だという「常識」に支配されつつある人たちの事を思ったりします。昔とくらべて音楽をコピーして自分で楽しむ事については厳しくなくなったということと、音楽を一曲ごとダウンロードして買う人が増えたこととはかなり関係がありそうな気がします。著作権者や音楽関係の人たちはダウンロード購入のビジネスモデルができたおかげで、いちいち手間をかけてCDやラジオから録音し、編集するような人を大目にみてくれているのではないかというのが私の印象です。めんどくさい事がない代わりにお金を払うか、手間をかけるかわりにお金を払わない方を選ぶかは人それぞれですが、私は断然後者の方を選びますね。お金がかからないというのもありますが、ライブラリ自体を作る楽しさもあり、そうして集めたものには自然と愛着が湧くからという理由もあります。ともあれ、フラッシュメモリオーディオがやってくるのが楽しみです。

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