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マツタケの人工栽培も近い?

 地方のニュースサイトがまとまったサイトというのが存在しまして、全国紙では出ないような重要なニュースを先んじて読むことができます。続き

http://www.todays.jp/

 こちらのサイトでいろんな新聞の記事が読めるのですが、恥かしいことに私の住んでいる静岡県の静岡新聞の記事だけは会員登録をしなければ読むことができません。県民にとっては情けない限りですが、こういうことをしていると、県外の人にとって静岡のメディアというのは実に閉鎖的であると映ることすらわかっていないということになるのでしょうね。

 まあ、それはそれとして、今日のニュースの中で興味深かったのは河北新報のニュースの中で、米沢の民間研究所がマツタケの人工栽培に関する特許を取ったというニュースがありました。記事を読むと、もはや研究段階ではなく実用段階に入ったとのこと。もしこれでマツタケの値段が劇的に下がることになるとどうなるか。国内の最高級品についてはお金を持っている方々のニーズはあると思いますが、まともにぶつかって売れなくなるものは中国や北朝鮮産のマツタケになることは明らかでしょう。

 中国や北朝鮮では、マツタケはかなり大きな現金収入になる貴重な作物です。私のページで別所温泉のマツタケ山(シーズンになると国産のマツタケを食べさせてくれる小屋が立つのです)を紹介したページをアップしたところ、いきなり写真入りでマツタケを買ってくれというメールが中国のアドレスから来て驚きました(^^;)。今の日本以上に金がモノを言う社会である中国において、もし日本で人工栽培のマツタケが一般化したらどうなるのか。マツタケに生活を依存してきた人たちの生活はあっという間に困窮することでしょう。北朝鮮については言うまでもありません。むしろ経済封鎖よりも効果のあるダメージをマツタケの人工栽培によってもたらすことすらできるかも知れないのです(もっとも、そんなことを考えて研究をしていたのではないのでしょうが(^^;))。ともあれ、新しい技術により私たちの懐具合がゆるくなるだけでなく、アジアの経済状況さえ変えてしまう可能性があることだけは確かです。

 そんな研究を民間の機関がやっていたとは本当に驚きです。最後にその研究機関のサイトを紹介しておきましょう。

http://www.matsutakelabo.com/

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