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電池について考えてみる

 ヤフーがボーダフォンの経営を引き継ぐことで、どんなサービスをするのかということがちょっと気にかかりますが、今日のニュースではそのボーダフォンが画面を横にすることで16:9のワイド画面を携帯電話でも見ることができるというAQUOSケータイというのを出すことになったそうです。かくいう私もアナログテレビ放送が見られる携帯電話を持っていますが、実のところPHSの電波がとどかないところでも連絡がつくように、自動転送されたものを受けるためだけに携帯電話を使っているので、電池の残量をそれほど気にしなくてもいいのですね。ですからちょっと外でニュースを見たい時や暇な時などは楽しんでいるのですが、全て情報を携帯電話に集約している人にとって、テレビ付きというのはメリットがあるのかちょっと疑問でもあります。続き

 最近では通話で電池がなくなることはまれで、だいたいがネットに繋ぐためにブラウザを長時間起動していることがバッテリーの負担になることが多いです。それでも、何とか一日使い続けられるくらいの使用時間で済んでいますが、もしインターネットも見てメールもやって、通話もやって、更にテレビということになると、常に予備のバッテリーパックを用意するか、外付けの充電バッテリーを持ち運ぶ必要があると感じます。その昔、単三型の電池4本で動くPHS電話機もありましたが、携帯電話の電力消費量ではそんなモデルは無理でしょう。以前ドコモが、持ち運びのできる太陽電池パネルを搭載した電源ユニットを出したことがありましたが、室内の蛍光灯ぐらいの明かりで急速充電ができるようでないととてもしょうがないでしょうし、今売れているという、防災ラジオで携帯電話に電力を供給できるハンドルが付いたものでも、体力を使う割にはそれほど電力はたまらないということで、まだまだ携帯の電力問題は解決していないというのが現状でしょう。

 USB接続の充電ケーブルを用意し、インターネットカフェにあるパソコンのUSBから充電するという手もありますが、厳密に言うと盗電という風にとられる可能性もありますので、やはり自前でバッテリーを用意する方が安心できます。むしろこれから電力を消費する携帯電話が売れ筋になっていくと、外付バッテリーもニーズが上がって安くなってくれると嬉しいのですが。リチウムイオン電池を搭載しているものはちょっと値が張りますが、身体に装着していると自動的に充電してくれるバッテリーとか作れないものでしょうかね。もっとも、早いところ燃料電池が実用化されればかなりバッテリー問題は解決すると思いますが、その際に一言言いたいのは、ぜひとも各社共通の燃料で動くものにしてほしいということです。究極的には日常的に、世界のどこでも簡単に手に入る燃料で電池を復活させることができるようになり、それが携帯電話だけでなく、自動車とか他の電気を使う機器でも使えたとしたら、もっといいのですけどね。

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