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テロに海兵隊は役に立つのか

 今、世界はどうなっているのか。それを報道しないで国内問題をさも重大なことのように報道する日本のマスコミには呆れるばかりです。北朝鮮がとったと思われる韓国への行動について論じる中で沖縄に米軍基地が必要だという流れを作り出したいのでしょうが、今の世界で問題になるのは国家間の争い以上にテロリストとの戦いであるということは論を待たないでしょう。イスラエル軍がガザ地区に入ろうとする救援物資を積んだ船に公海上にもかかわらず攻撃を加え、今後もガザ地区に近づくなら再度攻撃すると発表したようですが、これはまさしく北朝鮮以上の国家的臨戦状態と言わねばなりません。北朝鮮の事を非難するのなら、日本のマスコミはイスラエルに対しても同じように非難すべきですし、ニュースでも詳しく伝えるべきでしょう。続き

 今回の事件が報道されることによって、世界のあちこちでイスラエルを非難する行動が起こっています。平和裏にデモなどの行動をしているうちはそれほど問題にならないにしても、世の中には簡単にイスラエルとアメリカを悪の巣窟だと結びつけ、組織的でない個人の力でテロという形で行動を起こそうと画策する輩も存在します。そういう風に考えると、アメリカ軍の駐留する基地を近くに持つ沖縄こそ危険にさらされる可能性があると言わなければならないでしょう。とりあえず今回の普天間移転のことで、日本の官僚を含む多くの人々がアメリカのために工作をし、アメリカの利益を守るような形になってしまったのですから。

 私は別にアメリカを完全に敵視しようとは思いませんが、これまでのようにアメリカにばかりべったりしていると、軍隊では守れないようなテロの標的に日本がされるのではないかという心配は起こってきます。これからの日本はある程度アメリカから距離を置くことで、対等な関係を再構築し、イスラム勢力とアメリカの仲を取り持つような役割を担っていくべきだと思うのですが。

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