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最高裁判所裁判官国民審査へ行こう!

 ここを読まれている方の中には、今月末に行なわれる選挙自体に興味がないという方もおられるかも知れません。どの党が政権を取っても日本は変わらず、むしろ急激に二大政党制になることで、少数意見の反映されない住みにくい社会になることを見越して社会自体に絶望されている方もいるかも知れませんし。

 国政選挙の前に、ブログや日記で必ず書くことがあるのですが、特に今回の選挙では棄権をしないで欲しいと思っています。それはなぜかというと、最高裁判所裁判官国民審査があるからです。続き

 国民と裁判というと、まず裁判員制度が頭に浮かぶわけですが、なぜ政府は裁判員制度を始める前に最高裁判所裁判官国民審査のやり方を何とかしないのかとまず思いました。今までこの制度で罷免された裁判官は皆無で、渡された用紙に「×」印を付けたものしか有効としない仕組みのため、白紙で出した人はそれら裁判官を信任したことになってしまいます。せめて白紙は無効とするとか、信任すべき人に「○」印を付け、信任しない人に「×」印を付けるようなやり方にしてもいいように思います。なぜなら、すでに裁判員制度がスタートしており、強制的に国民は裁判についていくらかの知識を持たねばならなくなってしまったからです。

 個人的には国政選挙のときだけ裁判官の資質調査(^^;)をするのではなく、せっかくスタートさせた裁判員制度があるのですから、審理終了後裁判官についての評価をし、そこで著しく悪い結果が出た裁判官を罷免するような仕組みができれば、とんでもない裁判官が出世して最高裁判所裁判官になることもないと思うのですが。いかんせん、今回の国民審査にあたっても、私たちが審査するに当たっての材料がほとんど提示されません。これから投票日までどの程度の告知がされるのかわかりませんが、その状況によってはまた今回も私は、全員×印を付けて出そうと思っています(^^;)。というわけで、今の社会に不満はあるが政治の世界に興味のない方についても、ぜひ投票所へ行って国民審査だけはちゃんとやっていただければと思っています。ちなみに、期日前投票制度では衆院選は公示日の翌日から可能であるのに対して、国民審査は投票日の7日前からになっているので、期日前投票を考えられている方はもう少し待ってから行って欲しいと思います。

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