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連休中の高速道路問題

 1日の夜から出掛けて、本日の夕方に帰ってきました。四国88ヶ所の巡礼を終え、高野山奥の院まで足をのばしたのですが、そちらの詳しい事は別に書くとして、今回はETC割引による地方道1,000円均一効果とその問題について考えてみたいと思います。続き

 結論から言うと行きはまんまと渋滞に引っかかり、帰りは多少の対応策を講じてみたものの、根本的な解決とはいきませんでした。さまざまな渋滞情報を総合すると、大都市圏はもちろん、各々の高速道路が合流するジャンクションの前後で長い渋滞になっています。これは、高速道路に一度乗ってしまうと、お金が勿体無いので降りたくないという心理が働いていたのではないかと思うのですね。もちろん、昼間の渋滞では下道に下りても混雑や所要時間は変わらないでしょう。しかし、夜中の渋滞については、むしろ高速道路から下りた方が早い場合も有り得ます。行きは静岡からずっと高速道に乗っていたのですが、むしろ名古屋手前で降りて名阪国道(一般道ですが自動車専用道)に乗り換えた方がスムーズだったと思います。事実、本日天理から亀山まで名阪国道を利用しましたが、渋滞は全くなく、終点の亀山から豊田ジャンクションまで断続的に渋滞していましたし。

 今回の事で改めて感じたのは、これは事故を誘発しかねない渋滞が今後発生する可能性があるということです。上記のような高速を下りるという判断を下せない場合、渋滞に巻き込まれてしまったとき、サービスエリアで休憩を取るべきか否かという選択に迫られます。今の状態が続けば、時間経過とともに高速道にいる車の数は増えていくばかりですから、いったんサービスエリアに入ってしまって、小一時間過ごしてしまっているうちに、みるみる渋滞の列は伸びていくことが想像できます。今までのように昼は混むけど夜は空くということもないので、特に東京や大阪などへ帰るような場合、多少の疲れ・眠気はあってもなかなかサービスエリアへ立ち寄るという判断が下せなくなる可能性があります。ここまで書けばもうおわかりでしょう。特に夜中の渋滞を走る方については、自分の車の回りにふらふら走っている車がないかしっかり確認して走る必要が更に増えたのではないでしょうか。

 とりあえず普通の土日については、それほど深刻に考える事もないのではないかと思いますが、今年は9月にも連休があります。個人的な感想を言わせてもらえば、高速道路に関する限り、自民党の政策よりも、渋滞の際でも食事・トイレの選択についても自由に降りるという選択肢のある民主党の政策の方がことゴールデンウィークの影響については少ないと思われます。更に言うと、今の時期遊びではなく仕事として高速を使っている(もちろん1,000円均一の恩恵を受けていない)ドライバーの負担は相当なものだと思います。こういった事を想定しての今回の施策だったのかはなはだ疑問でありますし、6日までに全国の高速道路で重大な事故が起こらないことを願ってやみません。これから高速道路を使われる予定の方は、ぜひとも十分に気を付けてお出掛け下さい。

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