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WILLCOM D4 の印象など

正確に言うと昨日の事ですが、PHSのウィルコムがシャープと共同開発したウィンドウズVistaがのった通信端末「WILLCOM D4」の発表がありました。単体では12万円ほどで、パソコンとしては超小型のサイズを実現しています。以前の私ならすぐに飛び付いてしまうところですが(^^;)、先日EeePCを購入したばかりということもあり、あくまで冷静に見ていろいろと考えてみました。続き

いわゆる「筆箱」サイズで500グラム程度の本体は、確かに持ち運びには便利です。ただ、今のところのネックは次世代前におけるPHSの通信速度が、先行する携帯電話各社が提供する無線回線と比べるとかなり遅く感じてしまうということです。今後この端末をきっかけにしてウィルコムが業績を伸ばせるかどうかというのは、ひとえに次世代PHSの回線品質にかかっているといっても過言ではないでしょう。そういう風に考えると、今の通信速度では、今出ているスマートフォンを使っていた方がストレスも少なく利用できるとも言えます。スマートフォン自体の後継機もウワサされているところですが、個人的にはむしろこちらの方が気になります。

ただ、国産メーカーの小型パソコンで、新しい技術が詰まったものがPHS契約が前提とはいえ、10万前後で購入できるようになってしまうと、他のメーカーはどうするのか興味がありますね。電気屋さんに行くと、小型のパソコンはのきなみ20万を越えているものが平然と陳列されていますから、できるだけ荷物を少なくして、しかも出先で家で使っているソフトを動かしたいというようなニーズのある方にとっては待ちに待った製品であることは確かでしょう。

それと、昨日の発表会でウィルコム側から説明があったことで、PHSの通信カードを挿入していない場合でも動作に関する制限は設けないという方針は立派なことだと思います。もちろん、本体のみを買って通信は他のキャリアでということはウィルコムの希望しないところだと思いますが、そうした自由度がなければ、結局のところユーザーは離れていってしまうように思います。動作制限をかけないことで息の長い製品になることも予想されますし、他のラインナップを見ながら機種変更の縛りが解けるのを待ちたいと思います。

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