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イー・モバイルの新プランは買いか?

 少しばかり情報から離れていると、どんどん新しいものが出てくるのが携帯電話の新プランです。携帯電話会社はそれぞれ2年単位での契約縛りなどがあり、おいそれとは移っていけないということもあり、魅力的なプランであったとしてもじっくりと考慮することが大切だとしみじみ思います。先日発表されたイー・モバイルの音声利用端末のプランははたして買いなのでしょうか。続き

 元々、イー・モバイルはパソコンにつなぐインターネットのデータ通信端末を先に発売しており、使い放題で上限5,980円(長期契約前提で1,000円引)というのが基本のプランです。今回の音声プランは基本料1,000円でデータ通信に使う場合4,980円が上限で、その他音声通話料、携帯電話のコンテンツ利用料や通話パックプラン、携帯電話端末代金の分割分(分割で購入する場合)が加算されていきます。まだまだ、自社の通話エリアが少ないので、サービスを展開していないところで利用するためには、NTTドコモとのローミング料金が別途かかります。

 重要なのは端末でどのくらいのスピードが出るかということですが、私が今使っている静岡市のエリアでは、2月に入ってからスピードが落ち、今は下り800kbps、上り15kbpsという感じになっています。テレビコマーシャルでの、最大3.6Mbpsといううたい文句そのままのスピードを夢見て導入するのはちょっと危険です。これからはまたユーザー増になっていくだろうと思いますので、特にネットにアップロードする事が多い方は注意が必要でしょう。それでも、エリア内で活動している方にとっては魅力的ではあります。

 私の場合、すでにデータプランでのUSB接続モデルを使っているので、残念ながら音声プランを契約するためにはいったん回線を解約するか、買い増しするかの選択になります。さしあたって2年で総額3万から4万ほどの端末代を新たに払うよりも、他のサービスがもっと高速で安定した回線品質のものを出すかも知れませんし、とりあえずは今のプランをだましだまし使いながら様子を見ようと思っています。携帯電話の契約というのは、月々の支払い金額を抑えるためには2年程度の契約縛りを付けているところが多いので、確実に2年間続けていけるかというところまで考慮していかないと、飛び付いたすぐ後に他社がもっと魅力的なプランを出してきても移れないという悲劇に見舞われてしまう可能性もあります。いろんな会社からこれからもどんどん新しい提案がなされるでしょうが、少なくとも現状での携帯電話やインターネットにかけているお金の中でおさまるようなプランにするのがまずはおすすめです。いくら魅力的でも、家計を圧迫するのではしょうがありません。インターネットのADSLは値下げ合戦が収束した感がありますが、携帯電話・モバイルインターネットについてはまだまだ下がったりスピードや品質が上がる可能性があります。もちろん、使い方や契約する場所によっても最良のプランは変わってきますので、私のベストがすべての人に当てはまるというわけではありませんが、今後もこうした情報にはいろいろと注目していきたいと思っています。

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