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ある事故から考えること

 先日発注したADSLが年内に開通しました。同時に、現在使っているADSLのスピードアップも完了しました。具体的に書くと、今まで2Mbpsあたりをうろうろしていたのですが(8Mタイプ)が5Mbps以上(12Mタイプ)までスピードアップしました。もう一つの方は10Mのタイプで、だいたい4Mbpsくらい出ています。ネット速度は大容量のファイルをダウンロードする時ぐらいしか恩恵を受けないものの、これにモバイルインターネットが付いてほとんど月々の負担が変わらないというのなら上々でしょう。

 ところで、これから年末に向けて高速道路を使って長距離を移動される方も多いと思います。そうなると、起こってくるのが事故であるわけで、今日は昨今の事故のニュースの中で気になった事なども含めながら書いてみようと思います。続き

 サッカー少年団のコーチが運転したバスから選手の小学生が転落し、後続のトラックにはねられた死亡事故というのは実に悲しい出来事でありました。スライドして開くドアを手動から自動へ切り替えておいたり、ドアをロックしておけば防げた事故であることは間違いなく、テレビのニュースでは運転者のコーチが逮捕されたということもあり、あくまで大人の不注意が引き起こした事故だという論調でした。テレビで報道されている範囲で言えば、なぜ運転手とは別に大人が気を配って子供たちを見てやれなかったのかというのが個人的な印象です。席を離れてドア付近に立つ危なさが認識されていなかったということもこうした悲劇を引き起こした一因であったでしょう。車でなく電車でも無造作にドアにもたれている人がよくいますが、あれだって急にドアが開く事故が起こらないとも限りません。普段とは違う行動の中、移動するということは、ついつい注意も散漫になりがちです。特に普段車に乗らなかったり、電車に乗り慣れていない方は十分お気を付けのほどを。

 今回の事故はバスのスライドドアという、簡単に開いてしまうドアに悲劇の遠因があったわけですが、普通車の場合、あえてドアをロックするかというのはまた別の問題があります。深刻な事故が起こってすぐに車から脱出しなければならなくなった場合、例えば内側から開かないチャイルドロックがかかっていたドアから脱出を図ろうとしても決してドアは開きません。パニック状態になる可能性もドアが開かないという極限状況の中ありえます。そういった理由から個人的には運転中のドアロックはせずに運転しています。あと、もし車が水の中に入ってしまって水圧でドアが開かない場合に備えて小型のハンマーを常備しているのですが、できることならそれは使いたくないですね。最近の車は集中ドアロック装備があり、外から危害を加えられそうな状況があった際に外部からの侵入を遮断するためにドアロックをすることはあるかも知れませんが、そうでない限りはできるだけすぐドアが開く状態にしておきたいというのはあります。問題なのはいたずら好きの子供を乗せる時でしょうね。そうなるとやはり重要なのがシートベルトであり、チャイルドシートです。

 その昔、まだシートベルト規制がなかった頃、自分で運転していてシートベルトを締める事自体に違和感を感じていたものでしたが、今では逆にシートベルトを締めないと気持ちが悪いくらいです。現在は後部座席までシートベルトはしない方々の方が多いでしょうが、特に他人のお子さんを乗せるような場合、どれだけ不評を買ったとしても、シートベルトを全員締めない限り車を出さないようにとか、そこまでやらないと恐ろしくて誰も運転手など買って出なくなってしまうのではないでしょうか。今回はたまたまサッカー少年団のバスで悲劇が起こりましたが、今の日本のスポーツ界というのは往々にして今回逮捕されたごく普通のボランティアによる地域に密着した大人たちによって支えられています。単に運転手を責めるのではなく、大好きなスポーツを無理なく続けていけるようにするにはどうしたらいいのか。改めて考えるべきではないかとしみじみ思います。

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