記事一覧

せめて今の時期ぐらい

 今年のプロ野球は、WBCで日本が優勝して前途洋々という感じで幕を開けましたが、今や優勝がかかっている試合は生中継がなく、ゴールデンタイムにも全く放送されないという状況に陥っています。たまたま昨日はNHKBS1で最後のセリーグ首位決戦である阪神VS中日戦が試合終了まで放送がありましたが、今日のデーゲームは相方のチームの地元以外では衛星放送でも中継がありません。仕方がないので今、中波感度には定評のある大型ラジオを引っ張り出してきて、ラジオ中継のあるCBCラジオで聞いているのですが、日中なだけに東京あたりからだと名古屋周辺の放送局の電波をとらえることは難しいでしょう。かくいう私のいる静岡あたりでも、もし広島と阪神あたりが優勝にからんでいたとしたら、ほぼ日中の聴取は不可能でしょう。続き

 毎年この時期になると、同じような不満を持つ人が多く出ることでしょう。これからパリーグでもプレーオフが始まりますが、これも全国の人たちが同じように見られるかというとそうではないのですね。さすがに衛星放送では中継されるようですが、もちろん地上波(地上デジタルを含む)で放送されることはこちらではありません。こんな状況で野球の人気をどう回復させるのかという事なのです。さすがに9月から10月の終盤戦については、読売巨人がどうこうということは関係なく、優勝に関わってくるチーム中心に中継を確保し、プレーオフは全試合中継するような編成を実現させなければ。

 試合を見たい人はペイテレビの中継を見ればいいという人もいるでしょうが、そういう事が続けばプロ野球ファンがますます限定されてしまう事になります。今は昔と比べると衛星デジタルテレビなるものもありますが、そこでも今日の試合はどこも中継していないんですね(^^;)。今後テレビが多チャンネル化を迎えたとしても、結局のところ私たちの見たいソフトというのは放送されないのではないかという疑念すら生じかねません。個人的には早いところ、インターネットを使ったスポーツ中継を各競技団体が率先して提供してくれることを祈るだけです。それだったら、ネット環境が整ってさえいれば、全国どこでも平等に見られるようになるわけですから。

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://y-terada.com/mblog/diary-tb.cgi/107

トラックバック一覧