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貧困問題の解決の先にはネットあり

 普通に考えると、パソコンをわざわざ2台以上も持ち、更にモバイル機器を何台も持っていて、何に使うのかと思われる人がほとんどだと思います(^^;)。私の場合、デスクトップとノートパソコンでだいたいの作業はできますが、あと常時携帯のW-ZERO3にsigmarion3を使っています。今これはsigmarion3で書いているのですが、旅行用である事の他に、パソコンのキーボードと遜色なく両手打ちのできるものは残念ながらこれしかありません。マイクロソフトが出すモバイル機は電源に問題があり、そこそこ高価です。世界の発展途上国で子供たちのために配るという目標に向かってプロジェクトが動き出している100ドルパソコンというのはインターネットが使えるようになるということですから、災害用として今保持している乾電池駆動の白黒モバイルギア2の代わりになってくれればいいと思っていますが、まずはこの日本より、パソコンすら触ることのできない世界の子供たちに行きわたらせる方が先でしょう。もっとも、日本で販売する価格を倍以上高くして、そのお金を使ってどこかの国の子供に無料で提供するような売り方をプロジェクトの方でしてくれるのなら先に購入するつもりですが。続き
 
 今、日本で格差の発生が問題になっていますが、今のところインターネットとパソコンによる情報の収集ができる分、それを使いこなすことができればさまざまな可能性というものはあります。東チモールとか、先日かなりひどい内戦状態に陥ったブラジル、そして世界の中でも多くの教育を受けられない子供がいるアフリカ諸国では、そもそも子供たちはスタートラインに立つことすらできません。もし自分で使えるパソコンがあり、学校などインターネットに繋がったところから世界に向けていろんな事を発信できる状況にあれば、それを見ることのできる私たち一人一人が直接彼らを支援することも可能になるかも知れません。また、今回起きたような大きな地震などでもすぐに現地では何が必要なのか知らせることができます。端末が多く配られていればいるほど、可能性が上がります。もはや100ドルパソコンというのは単なるビジネスではなく、世界の国々を急速に結びつける働きを担っていると言えるかも知れません。
 
 そこで、改めて考えてみます。パソコンを使う際に、多くの人はどこまでの機能を使うのかということです。音楽や映像を扱うためにはそこそこのスペックを必要としますが、インターネットでせいぜいデジカメで撮った写真を加工してアップロードしたり、表計算ソフトでかんたんな計算をするくらいなら一昔二昔前くらいのパソコンで十分です。最低限の機能をもっていれば、とっかかりができ、それを使って自分でお金を稼ぐことができれば、更に機能の多いパソコンにステップアップできます。そういう人が増えることによって、人々の生活の底上げが成るのではないかと私は思います。自立支援の第一歩はパーソナルコンピューターによるインターネットの普及にかかっています。とっかかりはまず、世界の学校にインターネット網を引き、周辺の人たちが自由に使えるような状態で100ドルパソコンを整備することから始まるのではないでしょうか。

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