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一喜一憂はやめよう

 今の世の中で、明るい話題はサッカーのワールドカップしかないとばかり、連日その練習であるとか、予選リーグで対戦する国の話が入ってきています。クロアチアがオーストリアとやった練習試合について論評もありますが、少なくとも日本とオーストラリア・クロアチア・ブラジルの中では日本が一番戦力的に劣るということは確かなのですから、今あやこれ言うよりも、ジーコ監督の当日の采配を楽しみに待つしかないでしょう。続き

 ただ、戦力が劣るといってもゲームというのはやってみなければわからないところがあります。ずっと攻められていても、ワンチャンスをものにすれば1対0で勝てるわけですし、それなりの日本チームとしての準備もしてきているはずです。すべてがうまくいくとは思いませんが、オーストラリアやクロアチア、そしてもちろんブラジルでさえ、なめてかかってくればチャンスは大きくなります。前回のワールドカップで、日本と同組で予選リーグを抜けたベルギーは決勝トーナメントでブラジルに対してあわやという試合をやりました。全てにおいて盤石だったブラジルでも予選リーグ初戦のトルコ戦と、決勝トーナメント最初のベルギー戦が一番危うかったわけで、力の差以上にいかにメンタル面が試合の結果を左右するかというのがわかります。

 そういう意味では気持ちでプレーをするジェフ千葉の巻選手が代表になったのは、ジーコ監督がこのへんの事をよくわかっていることの証でもあります。彼自身が優勝候補の筆頭としてワールドカップに望むも、ついにワールドカップに手が届かなかったという苦い経験というのもあるでしょう。これから日本チームは現地で練習試合をしていくわけですが、その結果に一喜一憂すべきではありません。チームにとって大切なのは、練習試合で手の内を明かしてしまうよりも、修正すべき点をしっかりと修正し、本番にきっちりとベストコンディションで望むことなのです。とりあえず今コンディションが悪い選手には、きっちりと直していってほしいですね。

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