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本との出会い方

 今日はちょっと時間が空いたので、例によって古本屋さんの100円棚をざっと見ていたら、私にとっての掘り出し物を発見してしまいました(^^)。

 私のジャズのページでは先日紹介した明田川荘之氏を中心にアップしていますが、同じく日本のジャズを盛り上げていて、今もマルチに活動している梅津和時さんのエッセイ本を発見したのでありました。しかも日付入りのサインまで付いていました。続き

 ちなみに、古本の市場価格では400円前後と決して高い本ではありません。通販の場合はどうしても必要な場合には利用しますが、今回のように全くの偶然で、気にかけていた本が見付かった場合は本当に嬉しいものです。価格でその本の価値を推し量る考え方もありますが、それはすべてではありません。ミーハーなファンからするともっと価値のあるものですし、資料という側面から見ると、実際に時代を作った(今も当然作り続けている)ミュージシャン自身が書いた本というのは後になればなるほど金銭的だけではない価値が出てきます。例えば、CDなどで音は聴いていても、その場の雰囲気を知らない世代が日本のジャズを語る場合、よりどころにしなければならないのは演奏者自らの言葉です。しかし、ポップミュージックのアーティストとは違って、あくまでジャンル自体がマイナーであるジャズ・ミュージシャンというのは、自身がブログなどを使って発表することはあっても、かなり売れるという出版社の判断がなければ、本そのものが出ることはまずありません。今回の出会いというのは、まさに私にとって価値のあるものでした。

 同じように私が集めているもののジャンルに、スポーツのマラソンに関するものがあります。先日、谷口浩美選手の本を見付けて購入しましたが、以前購入した瀬古選手や中山選手の本と一緒に読むと実に興味深いです。マラソンの場合は理論書というものもありますが、オリンピックで走った事がドキュメンタリーですから、読み物としても実に面白いのです。

 ただ、欲しいものを一気にというのではなく、漠然とテーマを決めて集めると思わぬ本がアンテナに引っかかってきたりしてさらに面白いですね。こんな駄文であっても資料が必要になることはありますし、これからはいくらかでもマシなネタを提供できるようにいろんなところにアンテナを張って、再びいい本との出会いがあるようにしたいものです。

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