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ソニーの新製品と今後

 経済は冷え込んでいても、昨日書いたICレコーダーの市場は活発なようで、ソニーから小型のPCM録音機発売のニュースが入りました。今までソニーの小型ICレコーダーでは独自圧縮ファイルでしか本体で保存できなかったのですが、新型はPCMのほかMP3ファイルでも保存できるという、まさにライバル社に追随するようなスペックです。実を言うと、中古で購入する予定のICレコーダーは今回発売されるものの旧シリーズでして(^^;)、予想していたとはいえちょっとショックでした。ただ、その分安く購入できているので、もう一台音質重視タイプのものを購入してもそれほど負担に差がないということが救いでしょうか。どちらにしても、新型の状況ですぐに手を出すことは控えたいと思っているのですが。続き

 ソニーのニュースリリースは以下のリンクからになります。

http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200901/09-0121/

 これをよく読むと、基本性能はそこそこなものの、外部メモリに対応していないという点が大変残念です。すでに同業他社がマイクロSDカードでの録音に対応している状況の中、これもあくまでも独自規格であるメモリースティックを採用しているため、SDスロットを付けるわけにはいかなかったという事情があるのかも知れません。同じようなスペックを持つものとしてSANYOのICR-PS603RM という機種があります。こちらは内蔵メモリの他にマイクロSDカードスロットを常備していて、さまざまなシーンで便利に使えそうなモデルです。

 これからの企業のあり方として、小さな規格にしばられていると、とたんに足元をすくわれるような流れになっていくのではないかと思います。多くの対応機種を持ち、携帯電話にもスロットを持つSDカードは、今後ますます記憶媒体の主流となっていくことと思います。少なくとも今回のソニーの新製品がその流れに逆らったことで、どれだけのシェアを取っていけるのか、今後の松下とSANYOの合併ともからんで、景気のいいICレコーダー市場から目が離せそうにありません。

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