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フラッシュメモリ式録音機を選ぶ

 個人的な話で恐縮ですが、いわゆるパソコンが普及するようになって、それまで趣味にしていたハードにお金が回らなくなりました。それは、パソコン本体だけでなく、ソフトや周辺機器にお金がかかりすぎるため、なかなか他のところにお金を掛けられなくなったという事情もあります。そうした趣味の中ではカメラはパソコンと連動することによって、フィルムや現像代がかからなくなり、容易に両立するようになりましたが、今回は旅の影響もあるのですが、パーソナル録音機器に手を出すことにしました。続き

 それまでの手軽な録音機器ということではカセットデンスケがありましたが、私が持っていたのはソニーが出していたウォークマンの最高機種ウォークマンプロでした。メタルカセットが使え、ノイズリダクションもドルビーCを装備していて、弁当箱サイズながら高品質での録音ができました。主にさまざまなイベントやライブハウスに持ち込み、そこは一応録音の許可を取りながらあくまで自分が楽しむものとして音のライブラリを増やしていったのでした。その後、CD以上のクオリティで録音が可能なDATウォークマンや、切手大のテープでデジタル録音が可能なNTレコーダーなどをそろえましたが、今では全てが使えなくなっており、そうした趣味もほとんどやらなくなっていたのでした。

 ところが昨年あたりからフラッシュメモリに高品質録音ができるハンディタイプのレコーダーが続々発売され、価格もかなりこなれてきています。しかも、外部メモリのSDカードも劇的に価格が下がってきたため、初期投資さえちゃんとすれば、今までやってきた以上の音質でさまざまな音の記録ができるようになってきました。世間は不況ではありますが、趣味継続のためにお金がかからない趣味ということでは、デジカメを使った撮影とともにパソコンさえあればできるということで、もっと多くの方々におすすめしたい趣味のひとつです。

 今回、常に持ち運べるということを考慮の上、いわゆるICレコーダータイプの小型録音機で録音レベルの調整ができるものを中古で入手する予定で、それで余った分を新型のPCMレコーダー購入のためにあてる予定です。今後もさまざまなメーカーからアナウンスがあるかと思いますが、音響機器メーカーのティアックから単3電池2本で動く、“TASCAM”ブランドのリニアPCMレコーダー「DR-07」が発売当初から2万円弱で出そうなのでちょっと注目しています。

 こうしたレコーダーは音楽や会議録音のためというニーズが提供されてはいるものの、それだけではなく、鳥の声や波の音、旅先で雑踏の中に入り込んで録音したりなど聞き手に想像力を喚起しながらさまざまな音を記録することができればいいなと思っています。

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