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ブログの厳しさ

 明日から4月になります。日々は連続して、明日は単に明日という日に過ぎないのですが、今日と明日を境にいろいろなものが変わっていきます。

 動向が気になっているPSEマークのない、しかもビンテージリストに載っていない中古家電はどうなるかということですが、こちら静岡に本部がある生活創庫の支店へ行ってきたら、PSEマークが付いていない製品のところにはことごとく、「4月1日からレンタルとなります」というシールが本当に貼ってありました。消費者からすると、いざという時には中古店が修理代を負担するわけで、これはむしろ新しいものを買うよりもよくなっているわけですが、それはすなわちお店側の負担を増やすことでもあります。こういう負担については政府は全く補償をしないわけですから、いつまでこうした事が続くのか、まだまだ予断を許さない状況が続くでしょうね。

 それから、インターネット以前にパソコンやワープロを使ってさまざまなコミュニケーションを培ってきたニフティのパソコン通信も今日で終わりということです。ニフティにはまだメールアドレスはありますが、今はほとんど使っていません。というか、常時接続のインターネットが当り前になる中、早入り早抜けの文字だけのコミュニケーションというのは廃れていくしかなかったのでしょう。続き

 ところで、ネットをうろうろしていると、さまざまな興味ある事に突き当たるのですが、法哲学者・大屋雄裕氏のブログで、何とあの高橋健太郎氏を呼び込んでちょっとした意見のやり取りがありまして、とても興味深いです。元々は高橋氏がご自身のブログで、大屋氏の名前を出さずに彼の電気用品安全法についての発言に対して触れたところ、大屋氏もご自身のブログで反応されました。高橋氏はそれに対して大屋氏のブログに身分を明らかにした上で(最初の発言はハンドルネームでしたが、今はご自身の発言には本名を書き込んでいます)乗り込んできています。高橋氏といえば、それこそニフティすらない活字文化全盛の時代から、ミュージックマガジンなどの雑誌媒体で、月単位で(月刊誌で論争しているわけですから(^^;))さまざまな論争を繰り広げられてきた、いわば文字でのディベートについては相当の数をこなしておられる方です。対して大屋氏は、以下のブログをごらんになればおわかりの通り(3月27日のコメントをごらん下さい)、高橋氏の経歴を全くご存じない模様です。

http://alicia.zive.net/weblog/t-ohya/

 個人的には、ネットで直接のやりとりがすぐにできて、それを紙媒体の読者以上の人数が見ることができる時代がくるとは全く考えられなかった時代からさまざまな論争を繰り広げてきた高橋氏が世間の共感を得るのか、それとも物心ついたときからパソコンがあり、ネットの流れの中でご自身の考えを世間に広めてきた大屋氏の方が世論を味方に付けるのか、今後の流れに注目しています。ブログのコメント欄だけの話ではなく、それを見ている人たちがさまざまなブログ・掲示板などでどんな世論を作っていくかによっては、双方の今後の活動についてもさまざまな影響が出てくるかも知れませんし、公に向かって発言するということは実にシビアで厳しいものだと思いますね。自分がこうしてブログに書くにあたっても、こうした問題に直面することは常に考えられるわけですから、こういったやり取りを細かく見ていくことは大切な事だと思います。

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