テレビを見ていて、心底むかついてきたのは本当に久しぶりです。といっても、特定の番組のことではなく、とあるコマーシャルを見てのことです。日本郵政グループという民営化後の会社のコマーシャルなのですが、まだ見られていない方は「日本郵政グループ」というキーワードで検索すれば見ることができます。ここのホームページにどんな情報が書いてあるかということを含め、私は本当に憤慨しています。
以前の日記にも書きましたが、今の日本のマスコミを含め、具体的に郵便局が民営化されたらどれだけ手数料がアップするかということについてはほとんど報じられていないと言えると思います。その結果どうなるかというと、インターネットもできず、他の金融機関を選ぶことができない、いわゆる田舎に住んでいる人たちはこれまでより多くの負担を背負わされる可能性があるということです。それだけにここにきて、私の想定する負担が増えそうな人たちを前面に出し、民営化しても大丈夫ですよとでも言わんばかりのイメージCMを垂れ流す人たちの頭の中はどうなっているのだろうかとまず疑います。さらにホームページでは、ロケを敢行した撮影地周辺のエピソードまで紹介する始末。取材を受けた人たちの中には、もしかしたら民営化した場合のディメリットをよく理解しないまま撮影スタッフを歓待した人たちもいたかも知れません。
民営化をすればどうなるのかということについて、一部のサービスにおいて利用者の負担が増える事などを早く日本郵政グループは何らかの手段を使って説明すべきです。数々のディメリットを紹介しつつ、今後ともよろしくお願いしますといったやり方ならそれでも納得できるものの、ただ何となく大丈夫だよでは、10月1日以降、実際に利用者を前にする職員の方々に多大な迷惑を掛けるだけです。そんな現場の混乱が予想されるのにも関わらず、あんなのんびりとしたコマーシャルを作ろうとする新会社は、本当にダメだろうなと思うのですがいかがなものでしょうか。
耳成法市 2007年09月20日(木)21時35分 編集・削除
既に、私の家近くにある郵便ポストの定時収集が、一日2回から1回に減りました。集配体制全体が簡素化され、サービスの低下が顕れています。土地面積の広い北海道では、統廃合される局も多く、老人や体の弱い人にばかり、しわ寄せが来ています。